散歩で写真を楽しもう


by hanakanji
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彼岸花の撮り方(Ⅲ)

黄色く実った田んぼのあぜ道に咲く赤い彼岸花は「秋の風物詩」とも言えます。広角レンズや望遠レンズ、マイクロレンズを通して見ると目では見られない世界が見えて
きます。
「天候の違いで印象が異なる」
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上2作品はほぼ同じ開き加減の彼岸花を撮っています。上の作品は晴天時。下の作品は秋雨の降る日に撮っています。被写界深度は①使用レンズ②設定絞り値③撮影距離で決まってきます。「晴天時」の作品は背景に丸ボケが入るポジションとアングルを探してマイクロ105㎜で撮っています。②はf/4③は約40㎝です。被写界深度が大きくなり背景も大きくボケて主題が浮かび上がっています。曇天の柔らかな光が陰影も付けづ優しい色調に仕上げています。彼岸花の流れは左側に向いていますので右1/3に配置してバランスを整えたことで画面に動きも出ています。丸ボケは開放絞りと被写体と背景の距離が遠いほど大きく出ます。マイクロ105㎜はf/4でも円形絞りなために丸ボケになっています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD800 レンズ:マイクロ105㎜ ISO感度:オート(800) 絞り:f/4 シャッタースピード:1/250 露出補正:-0.5
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:スタンダード
「下の作品」
秋雨の日を選んで撮っています。本音から言いますと雨の日の撮影はおっくうですが、晴天時や霧吹きでは得られない作品が撮れます。開き具合は上の作品とほぼ同じです師構図もほぼ同じです。この場所は上に樹木などなく丸ボケは出ませんので俯瞰気味で背景に彼岸花をボケで入れて彼岸花の咲きている環境を表現しています。また焦点距離や絞り値もほぼ同じですが24-85㎜ズームレンズで撮っているためにボケの形が違います。雨だからチャンスと思って撮影に出かけましょう。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:24-85㎜(75㎜) ISO感度:オート(800) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/250 露出補正:-1.0
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「ボケを生かす」
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望遠レンズは開放絞り値で近づいて撮ることで大きなボケが得られます。左上までの彼岸花までの距離は約2mです。手前にも多くの彼岸花が咲いています。レンズの表面に彼岸花がくっつくまで近づいてピントは右上1/3の彼岸花に合わせています。コツはアングルを微調整して主題の彼岸花がボケで隠れないようにすることです。
望遠レンズの大きくて優しいボケが生きた作品です。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:70-200㎜(200㎜) ISO感度:オート(2200) 絞り:f/4 シャッタースピード:1/500 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「ボケすぎ?」
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画面全体を赤いボケにしましたがピントを合わせた蕾の存在感が消えています。このような作品では上の作品のようにポイントになる部分(左上1/3の蕾)にはボケがかからないようにすることが必要です。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:24-120㎜(75㎜) ISO感度:オート(640) 絞り:f/4 シャッタースピード:1/500 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「水滴のシャンゼリア」
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上下対象や左右対称の被写体では画面の中央部に配置する方がバランスが整うようです。満開の彼岸花は左右対称の形です。この作品も秋雨の日に撮っています。細かな雨が雄しべや雌しべに無数の水滴を付けています。形の美しさを強調するために画面中央部に配置しています。背景の彼岸花は色ボケにして環境を表現するとともに主題を浮かび上がらせています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:70-200㎜(200㎜) ISO感度:オート(400) 絞り:f/4 シャッタースピード:1/750 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「そのものズバリを撮る」
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秋雨に打たれている一輪の彼岸花。凛とした美しさを感じました。左右対称に見える位置からそのものズバリ画面中央部に配置しました。200㎜の大きなボケを背景に彼岸花のシンプルな美しさが表現されています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:マイクロ105㎜ ISO感度:オート(400) 絞り:f/3 シャッタースピード:1/4000 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「水滴を撮る(Ⅰ)」
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マイクロレンズの出番です。秋雨が彼岸花に真珠のような水滴を付けています。マイクロ105㎜はレンズの先端から約15㎝まで近づいて撮ることができます。このときは逆光ではありませんのでゴーストやフレアーは出ません。注意点は近づきすぎてフードが水滴に当たって落ちることですのでフードは外します。水滴が画面中央部にありませんしコントラストも低めでAF(オートフォーカス)の苦手な被写体になりますのでマニュアルで合わせています。この場面ではレンズの距離リングを約30㎝に合わせて左下と右上の水滴がカメラに対して平行になる位置(フォーカス面)から自分が近づいて二つの水滴がハッキリしたところで5枚の連写でシャッターを切っていま
す。最もシャープな画像を選んでいます。マイクロレンズで接写する場合は手持ち撮影が多くなります。連写が効果的です。また、開放絞り値で等倍撮影していますがニコンマイクロレンズは実効Fナンバーを採用しているために最短撮影距離ではf/2.8の表示にはならずf/4.8の表示になりますが故障ではありません。ボケはf/2.8のボケです。撮影距離が約1mから表示が変わってきます。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:マイクロ105㎜ ISO感度:オート(400) 絞り:f/4.8 シャッタースピード:1/500 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「リバースリング(BR-2A)で拡大撮影」
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彼岸花の花弁をよく観察すると全ての花弁はカーブを描いていますし縁はリボンのような形をしています。大小の水滴が最も目立ちポジション、アングルから撮っています。マイクロレンズでもちいさく水滴の存在感が出ませんので、20㎜の広角レンズをニコンのリバースリング(BR-2A)を使ってレンズを逆に付けて撮っています。水滴と彼岸花の美しさが際立った作品になっています。マイクロレンズは等倍撮影までですが、広角レンズをリバースリング(BR-2A)を使って前後逆に付けて撮ることで拡大撮影ができます。50㎜レンズでは約等倍、28㎜では約2.5倍 20㎜レンズでは約3.7倍の拡大撮影ができます。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:20㎜f3.5(リバースリング(BR-2A)使用 約3.5倍の拡大) ISO感度:オート(400) 絞り:f/3.5 シャッタースピード:1/45 露出補正:-1.0 ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート

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# by hanakanji | 2017-09-11 16:37 | Comments(0)

彼岸花を撮る(Ⅱ)

風景的な捉え方と形重視の捉え方があります。今回は彼岸花の流麗な形を重視した撮り方をい伝えします。前回にも書きましたように彼岸花に限らず、限られた場所での撮影にはズームレンズが最も威力を発揮します。彼岸花は艶やかな姿形とは裏腹に球根に毒素を持っていて畑の植物や稲を食い荒らすネズミなどが入ってこないように植えられたようです。
「実りの秋」
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黄色く色付いた稲穂と赤や白い彼岸花のコンビは秋の風物詩ともいえます。田んぼの畦に沿って彼岸花が咲き誇っています。農家の人に断ってあぜ道に入れてもらい、手前の彼岸花を大きく、そして画面上部にも彼岸花が入るアングルで撮っています。75㎜の中望遠域ですが彼岸花の咲く風景ですからパンフォーカスが必要です。そのためにf/22まで絞り込んでいます。また、小雨交じりの柔らかな光が大きな明暗差も付けずにしっとりした雰囲気に仕上げていますし赤と黄色、そして緑のコントラストが「実りの秋」を表現しています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンDf レンズ:24-120㎜(75㎜) ISO感度:オート(2800) 絞り:f/22 シャッタースピード:1/160 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:スタンダード
「自己主張」
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花の撮影はマイクロレンズか望遠レンズと思い込んでいませんか。10.5㎜の魚眼レンズで撮ってみました。このレンズの最短撮影距離は約14㎝です。彼岸花が画面いっぱいに入るまで近づいて撮っています。10.5㎜の魚眼は被写界深度が深いのも特長ですが被写界深度の条件は復習になりますが①レンズの焦点距離②設定絞り値③撮影距離(カメラから被写体までの距離)で決まります。この作品は手前の彼岸花まで約30㎝です。絞り値はf/4と開放に近い絞り値て撮っています。背景が林の中と分かる程度のボケになり堂々とした姿が映し出されています。魚眼レンズだから撮れた作品です。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD300S レンズ:10.5㎜ ISO感度:オート(800) 絞り:f/4 シャッタースピード:1/180 露出補正:-1.0
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:スタンダード
「日陰と日向」
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別の日にレンズを変えて撮り比べています。45㎜の焦点距離で撮っていますがカメラはDXタイプですので写る範囲は約70㎜の中望遠になります。アングルも手前の彼岸花の高さに合わせて(アイレベル)撮ったことで目で見るような素直姿で写しだされています。また手前が日陰で背景が日向で付いた適度な明暗差が臨場感を醸し出しています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD200 レンズ:24-85㎜2.8-4D(45㎜) ISO感度:オート(400) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/250 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「ひっそりと」
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「アイレベル(被写体とカメラの高さが同じ)で撮っています」彼岸花の群生しているところをよく観察すると、低い位置に咲いているものがあります。周りは他の花の茎になります。彼岸花の茎は写真にすると透明感のある緑に写ります。雨の日。一輪の彼岸花が茎を背景に精一杯咲いていました。カメラアングは彼岸花の高さに合わせて撮っています。左右対称ですから画面の中央部に配置しています。造形美と雨粒が変化を付けていますし、二本の茎の存在が雨粒と同様に変化を付けています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:28-300㎜(300㎜) ISO感度:オート(3200) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/750 露出補正:-1.0
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「秋雨」
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秋も長雨が続くことがあります。稲刈りが済んだ田んぼ。刈り取られた稲が干されていますが生憎の雨はさがけ」された稲を背景に雨にぬれる彼岸花を手前に配置して秋雨をヒュオ減しています。「はさがけ」にされて稲の上に雀よけ掛けられた青い網もよいアクセントになっています。主題を強調するために画面中央部に配置しています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD7100 レンズ:21-200㎜(105㎜) ISO感度:オート(400) 絞り:f/8 シャッタースピード:1/250 露出補正:-0.5
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:スタンダード
「収穫の後」
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刈り入れともみ殻にした後、田んぼではもみ殻が燃やされています。彼岸花はまだまだ元気にあぜ道に咲いています。広角レンズは主題に出来るだけ近づいて撮ることで迫力ある画面になりますし遠近感も誇張されます。12-24㎜で12㎜の焦点距離で主題の彼岸花がはみ出る程に近づいて撮っています。また、周りの環境も入れることで臨場感も醸し出されます。背景に黒い燃やされたもみ殻の後が良いコントラストを付けています。また、田んぼの広がりを表現するために上部に畦を配置しています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD300S レンズ:12-24㎜(12㎜) ISO感度:400 絞り:f/11 シャッタースピード:1/30 露出補正:なし
ホワイトバランス:オート ピクチャーコントロール:スタンダード


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# by hanakanji | 2017-09-06 11:33 | Comments(0)

彼岸花を撮る(Ⅰ)

長雨が続いた夏でしたが、9月の声を聞くと同時に突然、秋がやってきました。黄色く色付きだした稲穂と赤い彼岸花のコントラストが美しい季節です。扇形に広がる流麗な姿や一面の赤ジュータンに化した姿など思わずカメラをぽ向けたくなります。全国には有名な場所もありますが身近な公園や植物園でも見ることができます。また、天候によってもイメージが異なります。全てのジャンルに言えることですが、同じ場所でも足しげく通うことで新しい発見があります。
「赤いジュータン」
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光と影を意識して撮っています。500万本ともいわれる彼岸花が咲き乱れる埼玉県巾着田の彼岸花です。林の中は一面に赤いジュータンが広がっています。木々の合間から洩れる光が陰影を付けています。手前は日向、中ほどは影、背景も日向と「光と影」がフォトジェニックな光景です。環境も表現するために木々の配置にも気を配って撮っています。」彼岸花のある風景ですのでパンフォーカスが基本です。広角レンズを使って絞りこんで、全面が同じような光景ですからピントは画面下1/3の位置に合わせています。立体感とともに赤いジュータンが出現しました。彼岸花はオレンジに近い赤で彩度が高い花ですのでピクチャーコントロールは「ポートレート」が効果的ですし、日向と日陰が混在していますのでホワイトバランスは「オート」で撮っています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD800 レンズ:24-120㎜(35㎜) ISO感度:オート(400) 絞り:f/11 シャッタースピード:1/500 露出補正:-1.0
ホワイトバランス:オート ピクチャーコントロール:ポートレート

「彼岸花の渓谷」
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動きとボリューム感を意識して撮っています。「赤いジュータン」と同じ日に撮っています。土手も赤い彼岸花のジュータンが広がっていました。光と影も存在しています。木の幹を配置してコントラスを付けています。右上から左下への流れが表現できるポジションとアングルを選んで撮っています。望遠レンズは大きなボケと圧縮効果が特徴です。120㎜側で絞りこんで撮ったことで圧縮効果も生まれていると同時にボリューム感も醸し出されています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD800 レンズ:24-120㎜(95㎜) ISO感度:オート(640) 絞り:f/16 シャッタースピード:1/250 露出補正:-0.5
ホワイトバランス:オート ピクチャーコントロール:ポートレート

「秋の使者」
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瞬間を写しとめる。ときどき突然秋の使者がやってきます。一生懸命美味しい蜜を吸って入りので多少近づいても逃げませんが速くシャッターを切るに越したことはありません。日ごろからカメラの使い方に慣れておくことが大切です。このような被写体は連写が効果的です。AF-Sのままですが、S撮影からとっさに連写(CH)に変更して5カット連写して最も目がシャープで羽のブレが最適なものを選んでいます。このような被写体は構図を考えるよりまずシャープに撮ることが基本です。ISOオートが効果的ですし最後の仕上げはレタッチでトリミングして行います。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:70-200㎜(35㎜) ISO感度:オート(1000) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/500 露出補正:なし
ホワイトバランス:オート ピクチャーコントロール:ポートレート

「秋のあぜ道」
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シンプルに撮る。花の撮影では咲いている部分と蕾を入れることも基本です。曇天で柔らかな光が降り注いでいます。赤と緑は補色関係で両方が引き立ちます。稲穂が頭を垂れているた田んぼのあぜ道に赤い彼岸花が咲いていました。片方はまだ蕾です。緑の多い中で赤い彼岸花は小さいですが存在感があります。シンプルな雰囲気を大切に、彼岸花は三分割の位置に配置。稲穂を2/3程度入れてバランスを整えています。近寄れない場所ではズームレンズが最も威力を発揮します。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:24-85㎜2.8-4D(85㎜) ISO感度:オート(3200) 絞り:f/16 シャッタースピード:1/500 露出補正:-0.5
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート

「小雨の田んぼ」
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「秋のあぜ道」と同じ場所です。5日後の雨の日に出かけました。しっとりしていますし、草に付いた水滴の輝きがみずみずしさを醸し出していますし小さな存在ですが緑の草の中で「ツユクサの青」もが存在感があります。同じ被写体でも天候で違った印象に作品になります。雨の日こそシャッターチャンスととらえて積極的に出かけましょう。高ISO感度とレンズのVR効果で1/200秒ですがカメラブレはありません。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:28-300㎜(100㎜) ISO感度:オート(2000) 絞り:f/11 シャッタースピード:1/200 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート





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# by hanakanji | 2017-09-03 17:26 | Comments(0)
記録的な長機関にわたる雨が終わると同時に、猛暑日が復活。暑すぎて植物園や公園の草花たちもぐったりしています。そんな時「水族館」がいいですね。館内はエアコンも効いて快適に撮影できます。先日、まぐろの飼育で有名な葛西臨海公園にある「水族館」へ行ってきました。土曜日でしたが10時に入館。1時間ほどは人も少なくゆっくりと撮影できました。水族館内は思ったより暗いですので速いシャッタースピードで撮る必要があります。まぐろのように速く泳ぐ魚などでは「流し撮り」も有効です。
今回の使用カメラとレンズ
カメラ:ニコンD7500 レンズ:16-80㎜ *三脚が使用できませんのでISO感度を高くします。
*ニコン16-80/2.8-4Eは最短撮影距離が短く水族館でも威力を発揮します。80㎜で足らない場合は撮像範囲を1.3×に設定することで150㎜相当の焦点距離になります。D7500に限らず、撮像範囲の変更が可能なカメラでは積極的に使いましょう!

私の基本設定は①露出モード:P(プログラムオート)②ISO感度:6400 ③撮影メニィーの「高感度ノイズ低減」を「強め」に設定 ④ホワイトバランス:オート1 ⑤:ピクチャーコントロール:スタンダード ⑥ピント合わせ:AF-S ⑦使用カメラ:D7500 ⑥:レンズ:16-80・マイクロ60㎜ 
撮影の注意点
①:フードを使用する。②:フィルター類は外す。③:水槽のアクリルに出来るだけ近づいて天井や室内の照明器具が写らないようにする。
*多くの観光客や子どもたちがいます。迷惑にならないようにザックなどは足元に置いて撮ります。
「大海原を行く」
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ヨットの形をしたオブジェです。手前には水槽のようなものがあり。時折、噴水が上がります。その瞬間を撮っています。大海原を走るヨットの姿?
プログラムオート 16-80㎜(34㎜) ISO6400
「お出迎え」
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入館してすぐにお出迎えです。10㎝?程の魚ちゃんですが、トリミングでおもしろさを強調しました。
プログラムオート 16-80㎜(80㎜) ISO6400
「まぐろの水槽」
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まぐろの回遊だけでなく水槽全体を撮るのは基本です。
プリグラムオート 16-80㎜(16㎜) ISO6400
「流し撮り」
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まぐろの動きに合わせてカメラを左から右側に動かしながらシャッターを切っています。このような撮影は「連写」で撮ってピントのいいものを選ぶようにします。
露出モードは「S:シャッター優先」で1/30で切っています。
(16-80㎜ 16㎜ シャッタースピード:1/30秒)
「遊泳」
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ペンギンの水槽の横から撮っています。普段見ることのできない泳ぐ姿が写っています。アクリルの影響か緑が強くなったことも涼しげな雰囲気を醸し出しています。
ピント合わせはオートです。プログラムオート 16-80㎜(22㎜) ISO感度6400
「妖精」
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小さな水槽の中に、光を放つっクラゲがいました。水槽のアクリルにレンズのフードの先端をくっつて天井などの照明の写りこみを抑えています。ゆっくり動きますので
オートフォーカスでピントが合います。
プログラムオート 16-80㎜(80㎜) ISO感度6400
「水中の遊泳」
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このクラゲも輝きを放っています。この作品もアートフォーカスで撮っています。フォーカスマークは下に移動して、二ひきのクラゲがカメラに対して並行(フォーカス面)になるまで待ってシャッターを切っています。f/4の開放値ですが両方のクラゲにピントが合っています。
プログラムオート 16-80㎜(80㎜) ISO感度6400






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# by hanakanji | 2017-08-23 14:39 | Comments(1)

れんげしょうま

「れんげしょうま」の名前の由来は、花はうつむいていますが蓮華の花の形。葉は「さらしなしょうま」に似ていることから名づけられたそうです。直径4センチ程度の花でうつむいて咲いているために撮りにくい花ですが、日本人の美意識か、うつむいて咲く姿からは奥ゆかしさや「和」の美しさを感じるようです。小さな花ですからマイクロレンズなどで花を大きく撮りがちですが、林や森の中に咲いていることが多く、周りの環境を入れて撮ることでひっそりと咲く美しさや苔むした大木の中ではかわいらしさが強調されます。また、天候によっても印象が違ってきます。東京・奥多摩にある「御岳山」の「れんげしょうま」を8月7日と10日に撮ってきました。8月20日程度までは撮れるようです。森の中は暗いですし散策道も狭く三脚は立てられませんのでISO感度自動制御で撮っています。6400でもノイズは感じません。
「緑に舞う(8月7日)」
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この日の天気は薄曇りで花の撮影に向いています。背景は木々の緑です。「れんげしょうま」を浮かび上がらせるために、望遠側(18-300㎜の300㎜側)で開放絞りで大きくぼかしています。また、小さく扱ったことでかわいさも出ています。蕾も入れてバランスを整えました。明るめの緑が背景は逆光になります。+0.5で撮りましたが「れんげしょうま」の花弁の透明感に欠けるため、レタッチでさらに+0.5明るくしています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:18-300㎜(300㎜) ISO感度:オート(6400) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/1000 露出補正:+0.5
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「楽しさの表現(8月7日)」
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背景を大きくぼかす方法は①望遠レンズを使う②開放絞りにする③被写体に近づく④被写体と背景に距離があることです。さらに、丸ボケを入れるには木々の間の光が最も入るポジション、アングルを選ぶことです。18-300㎜の300㎜側で撮っていますが、「れんげしょうま」のピントとともにきれいな丸ボケが発生して光の中で遊ぶ妖精が出現しました。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:18-300㎜(300㎜) ISO感度:オート(6400) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/1000 露出補正:+1.0
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「光のツリー(8月7日)」
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同じ丸ボケを生かした作品です。背景は大きな木です。木の左右には木漏れ日が見えていますが周囲が暗くそれほど目立ちません。手前の「れんげしょうま」には柔らかな光が当たっています。背景の丸ボケ部分に「れんげしょうま」の花と蕾が入るポジションとアングルから撮っています。この場合は背景が暗めですから-0.5の露出補正をしています。リズムも感じます。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:18-300㎜(300㎜) ISO感度:オート(6400) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/750 露出補正:-0.5
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「霧雨の贈り物」
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森の中に咲いていますので蕾の状態の時から蜘蛛の糸が絡まり晴天時は邪魔になります。この日は霧雨と濃霧です。蜘蛛の糸に付いた水滴が光に鎖を作り出して良いアクセントになっています。この日のカメラはニコンD750 レンズはニッコール70-200/4です。f/4の開放絞りですが焦点距離は200㎜ですので7日の300㎜に比べて背景のボケ量は少ないようです。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:70-200㎜(200㎜) ISO感度:オート(720) 絞り:f/4 シャッタースピード:1/400 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「霧中に咲く(8月10日)」

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時折「れんげしょうま」咲く森の中は濃霧に見舞われます。この場面も突然濃霧に包まれて神秘的な雰囲気が漂っていました。大きな木を配置したことで「れんげしょうま」のかわいさが強調されていますし、24-85㎜の広角側で近づいて撮ったことで背景の木々たちに傾きが生じて迫力も、背景の森の中は濃霧で晴天時には得られない神秘性と霊気が宿るような深山の雰囲気も醸し出されています。ガスが濃く色彩に乏しくなったためにピクチャーコントロールはビビッドで撮って彩度とコントラストを高めています。

「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:24-85㎜(34㎜) ISO感度:オート(900) 絞り:f/11 シャッタースピード:1/90 露出補正:-1.0
ホワイトバランス:オート1 ピクチャーコントロール:ビビッド
「山の神宿る」
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濃霧の贈り物です。深い濃霧でも見あげれば逆光です。広角側で手前の木に近づいて右下から左上へ向かうようにポジションとアングルを決めています。手前の幹は黒くなり葉は濃緑、奥の木は明るめの緑と濃霧。この作品もピクチャーコントロールはビビッドで彩度を高めたことで緑のグラデーションも生まれて「山の神宿る」世界が映し出されています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:24-85㎜(24㎜) ISO感度:オート(1000) 絞り:f/11 シャッタースピード:1/60 露出補正:+0.5
ホワイトバランス:オート1 ピクチャーコントロール:ビビッド



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# by hanakanji | 2017-08-11 21:48 | Comments(1)