散歩で写真を楽しもう


by hanakanji
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夏風景を撮る

昨年は「熱中症」や「デング熱」騒ぎで大変でしたが暑い夏がやってきました。夏は花木たちの賑わいはひと段落ですが、真っ青な空に光る夏の太陽の強烈な光は力強さやエネルギーを感じさせます。青空を反射する水面からは清々しさも感じます。どこまでも続く丘の上の空は自然の雄大さを感じさせます。
■C-PL(円偏光)フィルター使用時の注意点
効果は弱めにするのがコツです。先端の回転部分をまわして最も効果が確認された所から時計で約10分程度戻して撮ることで自然な作品になります。水面は少し反射が残っているところでシャッターを切ります。
また、12㎜や16㎜等超広角レンズでは画面の左右の効果が異なって写る偏光ムラが出やすくなりますのでこれらのレンズを使用する場合は使わないようにします。超広角レンズ以外にも状況によっては使わない方がいい場合もあります。
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偏光が効きすぎて水面の青空の反射が消えています。
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偏光フィルターを使わなかったことで水面に青空の反射があり爽やかさも出ています。
■空の高さを表現する
北の大地。北海道美瑛の丘の夏です。丘一面に広がるジャガイモ畑。そのジャガイモ畑の上には大きな雲たちが悠然と浮かんでいます。ここでは時間の流れも緩やかなようです。ご承知のように、風景写真の基本は「パンフォーカス」です。パン度―カスにして大地の広さと雄大さを出すために広角レンズを絞り込んで使っています。画面全体にピントがあってカラットした空気感も表現されています。
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【ニコンD300S 18200㎜(18㎜) f/11 露出補正:-0.5 ISO200 】
■高原の広がりを表現する
ニッコウキスゲ咲く高原を吹き抜ける風は涼しさを感じます。空に浮かぶ雲からは力強さを感じます。夏の高原の爽やかな風景が広がっています。それらを表現するため12㎜の超広角レンズで左下のニッコウキスゲにピントを合せています。絞り値はf/11ですが、ピントはニッコウキスゲに合せています。距離は約1.5mです。過焦点距離になって画面下の草から空の雲までパンフォーカスで写し出されて臨場感も醸し出されています。C-PLフィルター効果で雲の存在感を高めています。
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【ニコンD7000 12-24㎜(12㎜) f/16 露出補正:-0.5 ISO400 C-PLフィルター使用】
■山間の流れを撮る
風景写真は周りの環境も入れて撮ることで臨場感が醸し出されます。背景には山が迫っています。狭い所を流れる渓流です。緑を多くして渓流を小さく扱っています。画面下1/3に配置したことでバランスが整っていますし、2秒のスローシャッターにしたことで流れが白い絹の布のようになって存在感が出ています。NDフィルターでシャッタースピードを遅くしたこととC-PLフィルターで水面の反射を抑えたことで清らかで冷たい流れも表現されました。
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【ニコンD7100 18-300㎜(18㎜) f/16 1秒(NDフィルターナンバー8使用)露出補正:-0.5 ISO200 】
■夏の花を撮る
ヒマワリは夏を代表する花です。夏の暑い太陽の下で咲く姿と雲の姿から力強さと迫力を感じます。黄色いヒマワリは量が少なくても存在感があります。空の広がりと高さを表現するために16㎜の超広角レンズを使って空を2/3配置したことで夏の光を感じさせながら力強さも醸し出されています。撮影距離があること、超広角レンズは深い被写界深度があることからf/8でパンフォーカスになるため、シャッタースピードを速くして
手ブレを防いでいます。
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【ニコンD800 16-35㎜(20㎜) f/8 ISO400 】
■光を生かす
ニコン28-300㎜の最短撮影距離は約50㎝です。ヒマワリは太陽と反対の方向に咲くために逆光になります。逆光は透明感が出ます。ヒマワリ畑で形の良いヒマワリを選んでアップで撮っています。造形と透明感、そして120㎜の望遠で撮っていますが、約1mまで近づいて撮っています。手前のヒマワリの下をカットしたことと背景のヒマワリが小さくなったことで120㎜の望遠側で撮っていますが、広角レンズで撮ったような遠近感も醸し出されています。
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【ニコンD800 28-300㎜(120㎜) f/22 露出補正:-0.3 ISO400(オート)】
■過焦点距離
ピントを合わせた位置の手前半分から∞までピントが合う距離のこと。広角レンズが最も効果的です。
     F8     F11     F16    F22
35㎜ 4.7m 3.4m 2.3m 1.6m
28㎜ 3.0m 2.1m 1.5m 1.1m
18㎜ 1.5m 1.1m 0.8m 0.5m
たとえば、28㎜でf/8、ピントを3m先に合わせると、手前1.5mから∞までピントがあります。
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by hanakanji | 2015-07-12 16:51 | Comments(0)