散歩で写真を楽しもう


by hanakanji
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2017年 08月 11日 ( 1 )

れんげしょうま

「れんげしょうま」の名前の由来は、花はうつむいていますが蓮華の花の形。葉は「さらしなしょうま」に似ていることから名づけられたそうです。直径4センチ程度の花でうつむいて咲いているために撮りにくい花ですが、日本人の美意識か、うつむいて咲く姿からは奥ゆかしさや「和」の美しさを感じるようです。小さな花ですからマイクロレンズなどで花を大きく撮りがちですが、林や森の中に咲いていることが多く、周りの環境を入れて撮ることでひっそりと咲く美しさや苔むした大木の中ではかわいらしさが強調されます。また、天候によっても印象が違ってきます。東京・奥多摩にある「御岳山」の「れんげしょうま」を8月7日と10日に撮ってきました。8月20日程度までは撮れるようです。森の中は暗いですし散策道も狭く三脚は立てられませんのでISO感度自動制御で撮っています。6400でもノイズは感じません。
「緑に舞う(8月7日)」
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この日の天気は薄曇りで花の撮影に向いています。背景は木々の緑です。「れんげしょうま」を浮かび上がらせるために、望遠側(18-300㎜の300㎜側)で開放絞りで大きくぼかしています。また、小さく扱ったことでかわいさも出ています。蕾も入れてバランスを整えました。明るめの緑が背景は逆光になります。+0.5で撮りましたが「れんげしょうま」の花弁の透明感に欠けるため、レタッチでさらに+0.5明るくしています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:18-300㎜(300㎜) ISO感度:オート(6400) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/1000 露出補正:+0.5
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「楽しさの表現(8月7日)」
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背景を大きくぼかす方法は①望遠レンズを使う②開放絞りにする③被写体に近づく④被写体と背景に距離があることです。さらに、丸ボケを入れるには木々の間の光が最も入るポジション、アングルを選ぶことです。18-300㎜の300㎜側で撮っていますが、「れんげしょうま」のピントとともにきれいな丸ボケが発生して光の中で遊ぶ妖精が出現しました。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:18-300㎜(300㎜) ISO感度:オート(6400) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/1000 露出補正:+1.0
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「光のツリー(8月7日)」
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同じ丸ボケを生かした作品です。背景は大きな木です。木の左右には木漏れ日が見えていますが周囲が暗くそれほど目立ちません。手前の「れんげしょうま」には柔らかな光が当たっています。背景の丸ボケ部分に「れんげしょうま」の花と蕾が入るポジションとアングルから撮っています。この場合は背景が暗めですから-0.5の露出補正をしています。リズムも感じます。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:18-300㎜(300㎜) ISO感度:オート(6400) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/750 露出補正:-0.5
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「霧雨の贈り物」
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森の中に咲いていますので蕾の状態の時から蜘蛛の糸が絡まり晴天時は邪魔になります。この日は霧雨と濃霧です。蜘蛛の糸に付いた水滴が光に鎖を作り出して良いアクセントになっています。この日のカメラはニコンD750 レンズはニッコール70-200/4です。f/4の開放絞りですが焦点距離は200㎜ですので7日の300㎜に比べて背景のボケ量は少ないようです。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:70-200㎜(200㎜) ISO感度:オート(720) 絞り:f/4 シャッタースピード:1/400 露出補正:なし
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「霧中に咲く(8月10日)」

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時折「れんげしょうま」咲く森の中は濃霧に見舞われます。この場面も突然濃霧に包まれて神秘的な雰囲気が漂っていました。大きな木を配置したことで「れんげしょうま」のかわいさが強調されていますし、24-85㎜の広角側で近づいて撮ったことで背景の木々たちに傾きが生じて迫力も、背景の森の中は濃霧で晴天時には得られない神秘性と霊気が宿るような深山の雰囲気も醸し出されています。ガスが濃く色彩に乏しくなったためにピクチャーコントロールはビビッドで撮って彩度とコントラストを高めています。

「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:24-85㎜(34㎜) ISO感度:オート(900) 絞り:f/11 シャッタースピード:1/90 露出補正:-1.0
ホワイトバランス:オート1 ピクチャーコントロール:ビビッド
「山の神宿る」
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濃霧の贈り物です。深い濃霧でも見あげれば逆光です。広角側で手前の木に近づいて右下から左上へ向かうようにポジションとアングルを決めています。手前の幹は黒くなり葉は濃緑、奥の木は明るめの緑と濃霧。この作品もピクチャーコントロールはビビッドで彩度を高めたことで緑のグラデーションも生まれて「山の神宿る」世界が映し出されています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:24-85㎜(24㎜) ISO感度:オート(1000) 絞り:f/11 シャッタースピード:1/60 露出補正:+0.5
ホワイトバランス:オート1 ピクチャーコントロール:ビビッド



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by hanakanji | 2017-08-11 21:48 | Comments(1)