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散歩 de 写真を楽しもう


by hanakanji
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夏風景を撮る

昨年は「熱中症」や「デング熱」騒ぎで大変でしたが暑い夏がやってきました。夏は花木たちの賑わいはひと段落ですが、真っ青な空に光る夏の太陽の強烈な光は力強さやエネルギーを感じさせます。青空を反射する水面からは清々しさも感じます。どこまでも続く丘の上の空は自然の雄大さを感じさせます。
■C-PL(円偏光)フィルター使用時の注意点
効果は弱めにするのがコツです。先端の回転部分をまわして最も効果が確認された所から時計で約10分程度戻して撮ることで自然な作品になります。水面は少し反射が残っているところでシャッターを切ります。
また、12㎜や16㎜等超広角レンズでは画面の左右の効果が異なって写る偏光ムラが出やすくなりますのでこれらのレンズを使用する場合は使わないようにします。超広角レンズ以外にも状況によっては使わない方がいい場合もあります。
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偏光が効きすぎて水面の青空の反射が消えています。
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偏光フィルターを使わなかったことで水面に青空の反射があり爽やかさも出ています。
■空の高さを表現する
北の大地。北海道美瑛の丘の夏です。丘一面に広がるジャガイモ畑。そのジャガイモ畑の上には大きな雲たちが悠然と浮かんでいます。ここでは時間の流れも緩やかなようです。ご承知のように、風景写真の基本は「パンフォーカス」です。パン度―カスにして大地の広さと雄大さを出すために広角レンズを絞り込んで使っています。画面全体にピントがあってカラットした空気感も表現されています。
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【ニコンD300S 18200㎜(18㎜) f/11 露出補正:-0.5 ISO200 】
■高原の広がりを表現する
ニッコウキスゲ咲く高原を吹き抜ける風は涼しさを感じます。空に浮かぶ雲からは力強さを感じます。夏の高原の爽やかな風景が広がっています。それらを表現するため12㎜の超広角レンズで左下のニッコウキスゲにピントを合せています。絞り値はf/11ですが、ピントはニッコウキスゲに合せています。距離は約1.5mです。過焦点距離になって画面下の草から空の雲までパンフォーカスで写し出されて臨場感も醸し出されています。C-PLフィルター効果で雲の存在感を高めています。
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【ニコンD7000 12-24㎜(12㎜) f/16 露出補正:-0.5 ISO400 C-PLフィルター使用】
■山間の流れを撮る
風景写真は周りの環境も入れて撮ることで臨場感が醸し出されます。背景には山が迫っています。狭い所を流れる渓流です。緑を多くして渓流を小さく扱っています。画面下1/3に配置したことでバランスが整っていますし、2秒のスローシャッターにしたことで流れが白い絹の布のようになって存在感が出ています。NDフィルターでシャッタースピードを遅くしたこととC-PLフィルターで水面の反射を抑えたことで清らかで冷たい流れも表現されました。
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【ニコンD7100 18-300㎜(18㎜) f/16 1秒(NDフィルターナンバー8使用)露出補正:-0.5 ISO200 】
■夏の花を撮る
ヒマワリは夏を代表する花です。夏の暑い太陽の下で咲く姿と雲の姿から力強さと迫力を感じます。黄色いヒマワリは量が少なくても存在感があります。空の広がりと高さを表現するために16㎜の超広角レンズを使って空を2/3配置したことで夏の光を感じさせながら力強さも醸し出されています。撮影距離があること、超広角レンズは深い被写界深度があることからf/8でパンフォーカスになるため、シャッタースピードを速くして
手ブレを防いでいます。
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【ニコンD800 16-35㎜(20㎜) f/8 ISO400 】
■光を生かす
ニコン28-300㎜の最短撮影距離は約50㎝です。ヒマワリは太陽と反対の方向に咲くために逆光になります。逆光は透明感が出ます。ヒマワリ畑で形の良いヒマワリを選んでアップで撮っています。造形と透明感、そして120㎜の望遠で撮っていますが、約1mまで近づいて撮っています。手前のヒマワリの下をカットしたことと背景のヒマワリが小さくなったことで120㎜の望遠側で撮っていますが、広角レンズで撮ったような遠近感も醸し出されています。
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【ニコンD800 28-300㎜(120㎜) f/22 露出補正:-0.3 ISO400(オート)】
■過焦点距離
ピントを合わせた位置の手前半分から∞までピントが合う距離のこと。広角レンズが最も効果的です。
     F8     F11     F16    F22
35㎜ 4.7m 3.4m 2.3m 1.6m
28㎜ 3.0m 2.1m 1.5m 1.1m
18㎜ 1.5m 1.1m 0.8m 0.5m
たとえば、28㎜でf/8、ピントを3m先に合わせると、手前1.5mから∞までピントがあります。
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by hanakanji | 2015-07-12 16:51

桜の季節

早いところでは、3月下旬には桜の開花宣言なされます。この時期は一年で最も心うきうきする季節かも知れません。桜の花言葉は、「心の美」。昔から花といえば「桜」のことを指すほど、日本人に愛されてきた花です。桜は一夜にして満開を迎えますし、一夜にして葉桜になります。そんな散りぎわの潔さが我々日本人の美意識に合っているのかもしれません。レンズの特長やデジタルカメラだから撮れる作品に挑戦しましょう。
■ボリューム感を出す
青空を背景の桜は何処から見ても彩りも良くそのまま撮っても春爛漫の言葉通りに写ります。光とアングルを意識することで更に豪華さが増してきます。写真は光によっても印象が違います。紅枝垂れ桜が満開です。午後の右上からの斜光が紅枝垂れさくらに適度な陰影を付けたことで立体感が出ています。枝垂れ桜には花の滝のイメージを抱きます。32㎜で真下からf/16まで絞り込んで撮ったことで流れ落ちてくるような印象とともに広角レンズですがボリューム感も醸し出されています。右上から左下への対角線上にさくらを配置したことで動きも感じられます。色と大きさの対比も良く春欄漫です。
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【ニコンD7100・18-300㎜(32㎜)・f/16 -0.5・ISO400・ホワイトバランス:晴天】
■春の色を取る
植物園は観光客の目を楽しませるために、同じ場所に色や種類の違う花木を植えているようです。
東京都調布市・神代植物園も同じで山桜や紅枝垂れ、ソメイヨシノ等が一斉には花開く景観は豪華そのものです。望遠ズームレンズは遠くのものを大きく切り取れますし、圧縮効果とともにボリューム感も表現できます。神代植物園の春風景です。豪華絢爛と言う言葉がぴったり合います。桜だけですと艶やか過ぎてポイントも分かりにくくなります。左上に木の緑も入れたことで一層華やかな彩りの世界が表現されています。このような被写体ではズームレンズが最も有効です。
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【ニコンD7100・70-300㎜(230㎜)・f/11・露出補正:-0.5・ISO620・ホワイトバランス:晴天】
■水辺も似合う
桜は青空が似合いますが、水辺も似合います。皇居の水をたたえたお堀を背景に一本のソメイヨシノが満開の花を咲かせています。午前9時頃は逆光になり、透明感とともにいっそうの輝きを放ちます。水面もキラキラ輝いて春の水辺が強調されています。水面には鴨の姿も見えます。桜の木に隠れない位置にくるまで待って撮っています。逆光で背景が暗くなったことも主題の桜を浮かび上がらせています。一本桜です。画面の中央部に配置(中央一点構図)したことで存在感がましています。画面右下に配置した草の存在も春の彩りと共にバランスを整えています。
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【ニコンD300S・18-200㎜(130㎜)・f/11・露出補正:-0.5・ISO400・ホワイトバランス:晴天】
■額ぶち効果
日本庭園の池の縁に植えられています。大きな幹から出ている枝は今にも水面に届きそうです。この日は天気も良く、水面の青空の写り込みとピンクの桜のコントラストが春の陽気を漂わせています。そのまま撮れば平凡な作品になります。地面にしゃがみこんで立ち入り禁止の柵を使って額縁を作っています。桜に露出を合せるために-1.0の露出補正をしています。上下に配置した柵も黒くなって主題の桜が襖絵のように浮かび上がっています。して少し斜めから撮ったことで遠近感も誇張されていますし奥行きも出ています。
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【ニコンD700・20㎜・f/11・ISO800・露出補正:-1.0・ホワイトバランス:晴天】
■花曇りの空
桜には青い空や水辺が似合いますが、花くもりとも言われるグレーの空も似合います。時折、陽が差す天候です。空が鉛色のようになりました。手前の桜が逆光時のような輝きはないものの桜本来の色調で浮かび上がっています。彩りを付けるために右下にヤナギの若葉を配置しています。それ程の古木ではありませんが左右に伸びる枝と花が魅力的です。画面の中央部に配置したことで堂々とした存在感も醸し出されています。花くもりや明るめのグレーっぽい空はソメイヨシノの薄ピンクに合います。
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【ニコンD7000・70-300㎜(65㎜)・f/11・露出補正:なし・ISO400・ホワイトバランス:晴天】
■足元の春
写真はそのものズバリを写すのも大切ですが、想像させる見せ方もあります。雨上り、太陽が顔を出しました。自宅マンション内の公園。周囲に植えられた桜の木は満開です。アングルを変えてみると水たまりに背景のマンションや雑木林が写り込んでいるのが見えました。ピンク色は桜で白く見えるのはマンションです。空の青さも魅力的です。水たまりと公園の砂が島影のようにも見えます。砂地と水たまり、そして写り込み、画面上に影を落としている地面を配置したことでバランスの整った画面になっていますし、淡い色彩が水彩画のような暖かな印象を醸し出しています。
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【ニコンD7100・18-200㎜(65㎜)・f/16・露出補正:なし・ISO400・ホワイトバランス:晴天】
■花さじき
川に流れがあります。人工の流れですので勢いはりません。中央部分だけが水が動いています。その部分だけが桜の花弁が流れに乗って流れていきます。周囲は流れが無く散った花弁は止まっています。俯瞰撮影で周囲まで写し込んで環境を写し出していますし、スローシャッターにしたことで流れに乗っている花弁は線のように写って止まっている花弁と相まって作品に動きも出しています。花弁と流れだけですと単調すぎるために画面の上部に緑を配置して色のバランスも整えています。
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【ニコンD7100・12-24㎜(24㎜)・f/22・露出補正:無し 1/2秒 ISO100・ホワイトバランス:晴天】
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by hanakanji | 2015-03-21 23:06

梅のかほり

長い間、御無沙汰でした。あちらこちらから梅の開花便りが聞かれるようになりました。待ち遠しかった春がそこまで来ています。梅の甘い香りに誘われてカメラ片手に早春の花木たちを探しに行きましょう。梅の花と同時にマンサクの花もこの時期の良い被写体です。「梅の花」は早春を彩る花木で辺り一面に早春の香りを漂わせます。早春を代表する被写体ですが、枝から直接花を付けるために撮りにくい被写体でもあります。中途半端な距離で撮ると枝が目立った作品になります。ポジション、アングル、そしてレンズの特長を生かして撮ります、マイクロレンズでは造形を狙います。広角レンズでは被写体に出来るだけ近づいて梅のある風景。望遠レンズでは背景を大きくぼかしたり、全体を撮ってボリューム感をだしたりします。
■マイクロレンズで造形とボケを生かそう
太い幹から子供たちが顔を出していました。背景はスイセンが咲いているものの数が少なく地面も見えて絞り込むと画面が煩雑になります。浅い被写界深度で大きくぼかしてすっきりすることが必要です。撮影距離は約30センチ。花、蕾、小枝がカメラに対して並行になる位置から開放絞りで撮影。梅の花が浮かび上がりました。手前の梅には日が当たっています。上部の影の部分に小枝を配置したことでバランスも整っています。
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【ニコンD7000 マイクロ105㎜ f/2.8 ホワイトバランス:晴天 ISO:200 露出補正:-0.5】
■画像編集でイメージを膨らませる
最近のデジタルカメラは撮った後も楽しめるように、多くの画像編集メニューが用意されています。花木の撮影ではソフトで柔らかな描写が似合います。画像編集機能の中に、「フィルター効果」があります。左の作品は小雨が降る中で撮っています。上の作品はしっとりした雰囲気は出ています。下の作品は、画像編集の「フィルター効果」⇒「ソフト」を使用しました。しっとり感と共に梅甘い香りが漂ってくる作品に仕上がっています。ソフト効果には「弱め」「標準」「強め」がありますが「強め」はピントが甘く見えることもありますので「標準」か「弱め」が良いようです。
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【画像編集無】
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【画像編集:フィルター効果→ソフト→標準】
■冬 空
風の強い冬の日は空気中の塵やホコリが飛ばされていっそうクリアーな空が広がります。す。この日も風が無く朝からクリアーな空が広がっていました。現地着くと今までに見たこともない雲でした・まるでサーフィンの波のようです。梅の木をサーファーにして大きな波に挑戦する姿をイメージして撮っています。濁りのない色調が不可欠です。梅の木で季節感を表現していますしC-PL(円偏光フィルター)で色の濁りをとったうえにコントラストを付けたことで雲の存在感もましています。16㎜の広角でf/11まで絞り込んだことでパンフォーカスとともに凛とした空気感も表現されています。
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【ニコンD7000 16-85㎜(16㎜) f/16  1/250秒 ホワイトバランス:晴天 ISO:400 露出補正:-0.5】
■遠近感を生かす
風景写真は画面全体がシャープに写るパンフォ-カスが基本です。広角レンズは人間の視覚をはるかに超えた範囲を写すことが出来ます。主題に近づいて撮ることで主題が大きく写りますが、背景は小さく写り、肉眼では見ることが出来ない遠近感が誇張された描写になります。手前の梅の木までは約2メーターです。19㎜の広角レンズで2メーター先の梅の木(主題)にピントを合せたことで過焦点距離になって背景の天守閣までは約100メーター近い距離ですが、画面全体がシャープに写っています。冬の好日。梅の香りが漂っています。空の雲も良いアクセントになっています。右上から左下への対角線上に梅の木を配置。左側の空間に天守閣を配置してバランスを整えています。
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【ニコンD7000 12-24㎜(19㎜) f/16  1/125秒 ホワイトバランス:晴天 ISO:400 露出補正:なし】
■そのものズバリを撮る
梅の花には葉が無いですし枝は直線状に伸びていて撮影に苦労します。古木は曲がりくねった幹が魅力で力強さとともに生命力を感じさせます。望遠レンズは広角レンズと反対で狭い画角でポイントを大きく切り取ることが出来ます。枝垂れ梅の古木です。左右に同じように幹を伸ばしています。望遠レンズで幹を画面中央部に配置したことで堂々とした姿が写し出されています。被写体が左右対称の場合は中央部に配置する方がバランスが整います。焦点距離は200㎜で撮影距離は約5m。f/8で撮ったことで背景がボケて主題が浮かび上がっています。
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【ニコンD7000 70-300㎜(195㎜) f/8  1/250秒 ホワイトバランス:晴天 ISO:400 露出補正:なし】
■雨の日もシャッターチャンス
青い空に紅白の梅の相性は良く早春の花風景がコントラストよく写し出されます。 一方、雨の日は身体やカメラ機材の雨対策等で撮りにくい状況です。この様な状況下では遠景が霞みがかかったようになりしっとりした風情の作品が得られます。雨の吉野梅郷です。雨で遠景の杉山が霞んで見えます。手前に紅梅を配置してコントラストを付けていますし右上に山影を配置したことでバランスの整った画面になっています。f/16まで絞り込んだことでパンフォーカスになり、臨場感と共に雨の山間の梅園がしっとりした雰囲気を漂わせています。
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【ニコンD7000 18-200㎜(65㎜) f/16 1/200秒 ホワイトバランス:晴天 ISO:1600 露出補正:-0.5】
■圧縮効果を生望遠レンズは大きなボケと圧縮効果(距離感が感じられない)が特長です。谷に沿って紅梅と白梅が咲いていました。右下から左上への対角線上に紅梅と白梅が破いる高めのポジションとアングルを選んで撮っています。撮影距離は約50mです。200㎜の望遠で絞りもf/16まで絞り込んだことでパンフォーカスになっていますし、圧縮効果が生まれてボリューム感も醸し出されています。トップライトが適度な明暗を付けたことも相まって早春の彩りと光が感じられます。画面右上の竹の緑も彩りを添えています。かす。
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【ニコンD7000 18-200㎜(200㎜) f/16 1/250秒 ホワイトバランス:晴天 ISO:640 露出補正:-0.5】
●写真の基本はピントです。ISO感度でシャッタースピードが違ってきます。最近のデジタルカメラはISO1600前後でもノイズはほとんど目立ちません。この作品のISO感度は「自動制御」でカメラ任せにしています。
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by hanakanji | 2015-02-12 18:51

ススキがキレイな季節

ススキ輝きがいっそう奇麗な季節です。朝夕の光に輝く様子は感動的です。ススキの撮影は山や水面を入れたり、アップで撮ったりと、バラエテーに「とんだ撮影が楽しめます。光の当たり方で印象が違ってきます。同じススキの被写体でもを撮影時間で印象が大きく違ってきます。撮影に行ったら、帰りも行きと同じ道を歩くようにします。時間で印象が違うことがわかります。で時間を変えて撮り比べましょう。
■光で表情が違う
光には大きく分けて①順光②斜光③逆光の3種類の光があり、それぞれに特長があります。
①順光:被写体の正面から当たる光で陰影はそれ程付きませんが、全体が精緻な描写になります。
②斜光:被写体の斜めから当たる光で多少の透明感と立体感が醸し出されます。ススキの撮影に限らず、風景写真に最も好まれる光です。
③逆光:被写体の後ろから来る光で透明感が表現されます。また、ススキのある場所は日影で背景が色付き始めた木々が日向にある場合はススキが半シルエットになって独特の秋の風情が醸し出されます。
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【トップライトで順光】
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【夕方の光で順光】
■逆光
逆光:順光と同じように時間を変えて撮り比べています。上はトップライトの時間帯です。銀波が輝きを増して秋の光ヲ「缶にいさせています。適度な影が変化を付けています。下は11月中旬の午後4時分頃です。夕日で赤く染まっています。黄金の輝きが出ています。
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■ススキには「青空」や「雲」が似合う
澄み切った青い空に白い雲を背景にススキが映えています。クリアーな光を表現するために順光で撮っています。ススキにも光があたっていて露出補正をしなくても両方がクリアーに写ります。空を多めにして「天高く」も表現していますし雲が湧きあがってくる位置を右1/3に配置したこともバランスの整った画面にしています。PLフィルター効果を弱くして使っています  
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ニコンD7100 レンズ18-300㎜(44㎜)f/11・1/250秒】
■水面も似合う
ほとんど風が吹いていない日です。池の周りはススキがあります。その向こうには杉並木もあります。そんな風景が風もなく鏡面と化した水面に写り込んでいます。全体を入れてしますと平凡になります。静けさを出すためにシンメトリー構図にして撮っています。狙い目通りに秋の池畔の静けさが表現されました。明るく見えてもカメラにとっては暗い被写体です。マイナスの露出補正が正解でした。
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【ニコンD700・レンズ70-200㎜(82㎜)・絞り:f/11・1/90秒・露出補正:-1.0】
■秋は色がいっぱい
この方向だけが、ススキ、杉林、色付き始めた木々、そして同じく色付き始めた山肌が入ります。トップライトです。ススキ、杉林、彩りの木がくっきりと浮かび上がっています。秋の彩りを主題にするためにススキを並列に杉林と彩りの木を斜めに配置したことで狙い目通り秋の彩りと山肌が靄がかかったようになって奥行きも出しています。左上に少しの空間を作って窮屈さを無くしています。
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【ニコンD700・レンズ70-200㎜(195㎜)・f/11・露出補正:-1.0】
■光を見る
午後3時過ぎです。急に黒い雲が出てきました。夕日に染まるススキは感動的な雰囲気が漂いますが、昼間、ススキには光があたっています。空を覆い尽くすような雲の間からは光のシャワーが降り注いでいる姿も感動的です。ススキは少なくても輝いていて存在感がありますので、空を広く入れていますし、シャワーを強調しています。左下部分には竹や木を配置してバランスを整えています。この場所は今では住宅が立ち並んでいてもう撮れません。
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【ニコンV2・レンズ:30-110㎜(40㎜)・f/11・1/25秒・露出補正:-1.0】
■夕焼け空
太陽が山に隠れる直前です。土手にはススキの穂も夕日を浴びて赤く染まっています。秋の風情を表現するためにタテ位置構図で広角レンズでススキ、雑木、雲、太陽の配置がポイントです。ススキに近づいて大きく撮ったことでバランスが整っていますし遠近感が出て奥行きとともに高さも出て秋の夕暮れ時が強調されています。
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【ニコンD7100・レンズ18-300㎜(25㎜)・絞り:f/22・1/180秒・露出補正+0.5】
■ベランダで楽しむ
12月から1月にかけてのススキの尾花は丸くなりますし花穂も大きくなって柔らかさも強調されます。背景は夕焼け空と信号の灯りがススキで隠れるように撮っています。思い切ったマイナスも露出補正をしています。ベランダの手すりにテープで止めています。夕焼け空の赤、信号機の青と黄色、そして透明感のススキ。これも新しい表現方法です。マイクロレンズだから撮れた作品です。
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【ニコンD7100・レンズマイクロ105㎜VR・絞り:f/5.6・露出補正:-1.5 】
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by hanakanji | 2014-10-20 16:12

コスモスの季節

暑い夏も過ぎ去って、朝夕は一気にめいてきました。公園や植物園では蝶のような姿のコスモスたちが咲きだしています。秋の澄み切った空を背景にカラフルな蝶が飛んでいるように見えますし、雨の日も工夫次第で楽しめます。固定観念を持たずに楽しみましょう。
■臨場感を出す
昭和記念公園の「コスモスの丘」はピンク、白のコスモスたちで溢れていました。傾斜や公園の雰囲気を出すために丘の上から撮っています。前や後ろに移動できないために、焦点距離を変えながら散歩道や三本の木のバランスが最も整うポジション・アングルから撮ったことで「コスモスの丘」の臨場感も雰囲気も表現出来ました。望遠レンズでも絞りこめばパンフォーカスになります。
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【ニコンD7100 18-300㎜(68㎜)ISO2200(オート) f/22 1/25秒 -0.5】
■広角レンズで撮る
広角レンズは広い範囲が写ります。カメラが地面と平行(アイレベル)で撮ると平凡な作品になります。撮り方のコツは主題に近づいて大きく撮ることです。この日の午後、急に形の良い雲が湧いてきました。上空は風が強いのか、すぐに雲の形が変わります。この場面では雲の形が主題です。大胆に空を4/5程度いれています。左下のコスモスまでは約1mです。絞りはf/16まで絞り込んでいます。
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【ニコンD7100 12-24「㎜(12㎜) ISO200(オート) f/16 1/250秒】
■秋の透明感
青い空に白い雲。秋は空気も澄んでいます。コスモスの背景に太陽を配置した逆光です。逆光は被写体に透明感を与えます。コスモスは蝶が飛んでいるような姿にも見えます。秋のクリアーな光と環境も表現するためにコスモスと太陽が重なるポジションと画面下に木々たちが入るアングルから撮っています。主題のコスモスに透明感が生まれました。花びらの間には光条も出ています。
●広角レンズでf/16以上に絞って太陽を被写体で隠すとゴーストやフレアーもでずに光条が出やすくなります。
●マルチパターン測光では逆光だからと言ってプラス補正とは限りません。撮った画像を見て補正をします。この場面では太陽は入っていますが-0.5の露出補正が適切でした。 
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【ニコンD800 24-120㎜(24㎜) ISO100(オート) f/22 1/125秒 -0.5】
■思い切った露出補正
明るく感じる曇天や雨上がりの空が背景の場合はカメラにとって強い逆光になります。そのまま撮れば暗い作品になります。この様な時には思い切った露出補正が必要です。雨上がりの空を背景にピンクのコスモスが咲いていました。肉眼で見ると花びらに透明感もあって優しく見えました。露出補正なしでは暗い写真になっています。+2.5の思い切った露出補正をしたことで空は白飛びを起こして可憐なコスモスが水彩画のような暖かな雰囲気で表現されました。白飛びは全て写真にとって悪ではありません。白飛びがあるからこそ主題が浮かび上がりました。一枚は思い切った露出補正のカットも撮影しておきましょう。
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【+2.5の露出補正:水彩画のような暖かな印象】
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【露出補正なし:暗く重苦しい印象】
■造形を撮る
コスモスの花は次から次へと咲いてきます。大きく開いたコスモスの下には次のコスモスが蕾を膨らませて咲く準備を整えています。正面から見ると蝶のような可憐な姿ですが、後ろから見るとピンク系のコスモスに額の緑が映えて彩りを添えていますし、放射状に伸びた姿が自然が作り出した造形美に感動します。
マイクロ105㎜で近づいて撮っています。蕾だけですと平凡な作品になるために背景に咲いている花が入るポジション・アングルから撮っています。造形美が強調されています。花の写真は開放絞りだけではありません。撮影距離にもよります。この撮影距離は約40㎝です。f/8が両方の造形美を表現しています。
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【ニコンD800 マイクロ105㎜ ISO200(オート) f/8 1/350 -0.5】
■実りの秋
9月も下旬になってくると、田んぼでは稲刈りが始まります。里山の実りです。稲木で干す昔ながらの風景が見られます。刈り取られた稲は水分を抜くために稲木に干されています。この様な場所にはコスモスが多く咲いています。実りの里山を表現するために、前面にコスモスを三角形に配置。背景に稲木、そして木々を配置したことで実りの里山が表現されています。170㎜の望遠側で撮ったことで背景が適度にボケたことと暗めの背景で-0.5の露出補正も適切で主題のコスモスも浮かび上がっています。
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【ニコンD7000 18-200㎜(170㎜) ISO400 f/5.6 1/250秒 -0.5】
■雨の日を楽しむ
撮影日は天気とは限りません。雨の日もありますし、突然のにわか雨に合うこともあります。このような時は気持ちを切り変えて雨の日でないと撮られない撮影を楽しみましょう。秋雨が降っていました。コスモスも雨にうたれてしっとりした風情を醸し出しています。透明のビニール傘をさしての撮影です。傘には雨の水滴が多く付いています。地面には花びらも散乱しています。コラージュの様な楽しさを表現するために落ちている花びらを傘に張り付けた後、一輪のコスモスに傘を押しつけて撮っています。雨の日だから撮れた作品です。
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【ニコンD7000 24-120㎜(112㎜)ISO400 f/8 1/250秒 -0.5】




   
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by hanakanji | 2014-09-25 09:42

彼岸花撮影復習編

8月下旬から9月中旬までは草花の種類も少なく被写体探しに苦労します。そんな中、9月も中旬になると、田んぼのあぜ道や川辺、そして林の中では赤い彼岸花が目を楽しませてくれます。Vol19でも「彼岸花編」を書きましたが、1回で伝えることは無理な部分もあり、再度「彼岸花」を取り上げました。ホワイトバランス、ピクチャーコントロールなど復習しましょう。
■色かぶりに注意
快晴の日。木々が覆い茂っている林や森の中でホワイトバランスを晴天で撮ると、緑色が強くなります。
赤い彼岸花が緑色っぽく写ります。このような場所では、ホワイトバランスを変えて撮り比べるようにします。晩秋を迎えた紅葉の下では赤みの強い色調になります。
▲晴天:この彼岸花が咲いている場所は林の中です。上空は緑の木々で覆われています。快晴の日、太陽の光が葉を通って彼岸花に降り注ぐでいます。肉眼では見えませんが「晴天」モードで撮ると赤い彼岸花も緑色が強く描写されて不自然に見えます。
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▲オート:オートホワイトバランスはどのような光源の下でも白いものは白く写します。この場合も「オート」で撮ると強い緑色が消えて自然な色調になっています。
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■ピクチャーコントロールを変えてみる
赤い彼岸花だけに限らず、深紅のバラやラン、そして紫色のランなどでも、更に赤や紫を鮮やかにくしたいとビビッドや風景に設定すると、色が飽和して質感が無くなります。特に彩度が高い花ではポートレート(PT)が花びらの質感も描写されて効果的です。
【スタンダード】
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【ビビッド】
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【ポートレート】
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【風景】
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■背景を選ぶ
同じ被写体でも背景の状況で印象が大きく違ってきます。花の撮影では背景の状況で画面から受ける印象は大きく違って見えます。日影などで背景が暗い場合は「赤と黒」のコントラストが強くなって優しさは消えますが力強さが強調されます。緑の背景では強いコントラストは付かないものの優しい印象が強調されます。
ポジションやアングルを変えて撮り比べるようにします。
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【背景が日影で暗いと力強さが出ますが平凡にも見えます。緑の背景では環境も写りこんで臨場感も醸し出されます。】
■水辺も似合う
彼岸花は水辺も似合います。 秋は天高くと言われるようにこの日は快晴で澄み切った青空が広がっていました。日本庭園の水辺です。赤い彼岸花と草の緑が良いコントラストです。それだけですと良く見かける彼岸花の作品です。最も青空と雲が水面に反射するアングルを選んで撮っています。赤と緑に青と白も加わって初秋の彩りが生まれました。水面を対角線上にしたことも画面に奥行きを醸し出しています。
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【ニコンD7100 18-300㎜(195㎜) f/5.6 1/750秒 ISO450(オート) ホワイトバランス:晴天】
■造形と木漏れ日を撮る
森の中で彼岸花が咲きだしました。満開時は6枚の花びらの周囲を細い花序がお椀方で支えるような姿を見せます。他の花には見られない造形美です。咲き始めは花の数も花序も満足の形ではありませんが、明日は咲くとの期待感や動きを感じさせます。マイクロ105㎜でf/4の浅い被写界深度を利用して大きな緑のボケと丸ボケが入るアングルから撮っています。左側に方向性を感じるため花の中心部を右1/3の位置に配置しています。マイクロVR105㎜は円形絞りを採用しているために、f5.6までは比較的丸ボケが得られます。
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【ニコンD7100 マイクロVR105㎜ f/4 1/250秒 ISO450(オート) ホワイトバランス:晴天】
■水滴で遊ぶ
雨の日は花序に水滴が真珠のように付いてリズムが感じられる作品になります。この日は晴天ですので雨が作り出した水滴はありません。植物を管理している人に許可を得てから霧吹きで水滴を付けました。一本の花序に輝くように水滴が付いてリズムも出ていますマイクロレンズで撮っていますがピントを合せる位置に迷います。水滴の周囲にピントを合せたカットと水滴に写った彼岸花にピントを合せたカットとを撮り比べます。この作品は水滴の周囲に合せています。霧吹きを使うときのコツは距離を長めに撮って直接ではなく上に噴霧して水滴を付けます。大きさの違う水滴になります。
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【ニコンD7100 マイクロVR105㎜ f/2.8 1/500秒 ISO400(オート) ホワイトバランス:晴天】
■枯れた花や汚れの花を目立たなくする
花には写し頃があります。全ての花に言えることですが、彼岸花も同じで満開では蕾も無く写真には遅いようです。この日も情報では満開で咲き乱れが見事とのこと。行ってみると蕾は全くなく枯れた花が目立っていました。アップで撮るとそれらが目立ちます。広角レンズで全景を入れて彼岸花を小さく撮りこみました。
狙いめ通り、枯れた花が目立たなくなって群生の雰囲気が出たことや立ち木を配置したことで巾着田の特長も表現されています。ピクチャーコントロールをポートレートにしたことで質感も出ています。
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【ニコンD800 VR24-120㎜(24㎜) f/16 1/180秒 ISO2500(オート) ホワイトバランス:晴天】
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by hanakanji | 2014-09-05 15:37

今年ハスは少ない?

西日本では梅雨明けが宣言されました。関東でも2,3日すると梅雨開けが宣言されるようです。
毎年、この時期になると同じ「ハス池」に出かけます。大きな瓶に植えられているハスの花はすでに花びらを落としているものが多く、花托が目立っています。今年のハス池の水面は葉に覆われていますが花の数は数えるほどしか無くがっかりします。諦めずに考え方を変えれば、少ない「ハス」ですから目移りすることなくゆっくりと対峙することが出来、その分ポジションやアングルを変えて撮り比べることもできます。
■オーソドックスに撮る
午前11時頃です。太陽はトップライトで強い日差しが照りつけています。
葉に隠れるように一輪のハスが太陽の光を受けていました。広くを入れ過ぎるとハスの存在感が弱まりますので、葉が自分の子供を守っているように周囲を葉で囲ってみました。
【ニコンD7100 ホワイトバランス:晴天 18-300㎜(100㎜)f/11 1/1000秒 -0.5 】
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■ホワイトバランスを変えて撮る
快晴の午前11時頃です。まだまだ探せば開いているハスの花はあります。夏の太陽を受けて多くの葉の中でガラス細工のような輝きと透明感を醸し出していました。ただそのまま撮れば平凡なハスの花の作品になってしまいます。ホワイトバランスを白色蛍光灯に変えて、更に-1.5の思い切った露出補正が相まって肉眼では見ることが出来ない透明感を保ちながら早朝の神秘的で厳かな雰囲気のある作品に仕上がっています
【ニコンD7100 ホワイトバランス:白色蛍光灯 18-300㎜(100㎜) f/8 1/6000秒 -1.5 】
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■夏の光を意識する
朝から痛いような強い日差しが照りつけています。空には雲も湧いています。青空と白い雲が梅雨明け間近かを思い浮かべさせます。トップライトが大きな葉の葉脈まで浮かび上がらせて夏の光を感じさせています。葉を右上から左下に流れるように配置して左上に雲を入れてバランスを整えています。大きな葉の間にハスの花を小さく取り入れたことで夏の彩りも表現されています。ピクチャーコントロールを風景にしてコントラストも強くしたことも夏の光を強調しています。
【ニコンD7100 ホワイトバランス:晴天 18-300㎜(18㎜)f/22 1/250秒 】
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■形を撮る
夏を思わせる空と雲です。このはすは鉢に植えられていますから他のハス池と違ってカメラアングルをハスの花に合せて撮ることが出来ます18-55㎜レンズは最短撮影距離が約30㎝と近く広角接写に向くレンズです。この作品も焦点距離を18㎜側にセットして空、水面の涼を意識して主題のハスの花が画面の中に出来るだけ大きくなるように自分が近づいて撮っています。近づくことで形の面白さとともに存在感も強調されています。また、広角レンズ特有の遠近感も誇張されて奥行きが、タテ位置構図が高さも強調して「天女」が舞い降りるような雰囲気も漂っています。広角レンズで大きく撮る!です。
【ニコンD7100 ホワイトバランス:晴天 18-55㎜(18㎜)f/8 1/200】
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■散った後もシャッターチャンス
瓶植えのハスの花です。既に4日経ったのか水面に一つの花びらが浮かんでいました。桜の花びらが水面の漂う姿は「花いかだ」と言われ惜春の代名詞のような存在ですが、瓶に浮かぶハスの花びらも風情がありますし、葉、そして小さな水草が夏の彩りを添えています。池では見られない鉢植えだから見える世界です。この作品では空の写り込みもポイントです。
【ニコンD7100 ホワイトバランス:晴天 18-55㎜(18㎜)f/8 1/250】
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■大小の比較
池の横には鉢植えのハスの花があります。多くの花びらが落ちていました。形が良く、汚れが無いものを選んで、大海原を航海する船のようなイメージで水面に浮かべました。水面には青空と雲も反射しています。画面上に黒く小さく見えるのは「アメンボー」です。何かの大きさを比較する場合は主題の大きさを想像できるものを入れます。この場合はアメンボーです。花びらの大きさも強調されています。水面に写りこんだ雲や空を写す時のコツはマイナス補正をすることと反射が消えてしまいますからC-PLフィルターは使わないことです。
【ニコンD7100 ホワイトバランス:晴天 18-55㎜(18㎜)f/8 1/250 -0.5】
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by hanakanji | 2014-06-27 00:32

滝と渓流の季節

お待たせしました。久しぶりの更新です。
水と緑は相性の良く被写体です。新緑の季節、山や高原に出かけた際、滝やきれいな渓流に出会うことが多くあります。写欲がそそられます。滝や渓流の撮影の基本は「スローシャッターで切る」で流れを雲海のように柔らかく写します。反対にデジタルカメラはISO感度を変えられます。高いISO感度に設定することで高速シャッターになって水の力強さや迫力が表現されます。デジタルカメラはこの両方を撮ることが出来ます。
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【ISO100 シャッタースピード:2秒 絞り:f/19 】
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【ISO3200 シャッタースピード:1/500秒 絞り:f/8】
■緑陰
周りを新緑に囲まれた神馬の滝。遠くから見ると滝と呼べるか?ですが手前にも一滝が有りました。この時期は渓流沿いの新緑も美しく滝と渓流の両方が引き立ちます。背景の神馬はここから見ると水煙で靄がかかったようになっています。新緑、渓流、そして滝とよくばっていますが視線が手前の新緑から神馬の滝まで行くようにポジションアングルを決めています。また、絹の糸のように柔らかい表現をするためにISO感度は100で絞りはf/22まで絞り込んでいます。緑に隠れた滝が浮かび上がっています。
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【17-35㎜(35㎜) シャッタースピード:2秒 絞り:f/22 ISO100 露出補正:-1.0】
■造形美
落差20mほどの滝です。ISO感度を上げて、高速シャッター落ちる滝の造形美を狙いました。白いレースのカーテンのような造形が表現できました。
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【70-200㎜(200㎜)ISO1600 f/1 1 1/1000秒】
■梅雨時の渓流
6月の梓川は雪解け水がおおく滔々と流れています。
上高地の定番と言われる河童橋の下に降りて撮っています。定番写真と揶揄する人もいますが「定番写真」ほど難しい被写体です。広い川の中で川中にある大きな石で水が白濁しいていました。広角レンズで近づいて撮っています。雪解けの水量と流れの優しさを出すためにスローシャッターにしていますし、透明感も出すためにPLフィルターで水面の反射を抑えています。また、f/22まで絞り込んだことで風景写真の基本であるパンフォーカスになっています。季節を出すために木々の緑も配置していますし左上に残雪の乗鞍を配置したことが相まって初夏の上高地が表現されています。
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【12-24㎜(12㎜) シャッタースピード:2秒 絞り:f/22 ISO100 露出補正:-1.5】
■新緑の水面
渓流の上には橋が有ります。渓流の両岸にある木々たちが初夏の光に「輝いています。晴天の午後1時前後に川面が緑の反射に覆われますが橋の影が反射に濃淡を付けて画面に変化を付けています。本来ならスローシャッターで絹の糸のように柔らかく描写するところですが、勢いも表現したくて1/15秒にしています。流れの勢いも出ました。岩で白濁した流れを対角線上に配置したことでバランスが整っていますし画面に奥行きも出しています。
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【18-200㎜(62㎜) シャッタースピード:1/15秒 絞り:f/11 ISO100 露出補正:+0.5】
■水面の宝石
山で降った雨が、長い年月をかけて地中を旅している間に不純物などが取り除かれてピュアな水となって麓の川に湧水となって溢れています。湧きだしているために小さな揺らめきがあります。川底には小石が並んでいます。そこに太陽が当たり水面が宝石のような輝きを放っています。この様な被写体はブレが出ると形が崩れますし速すぎると水面の揺らめきが少なくなって輝きも足らなくなります。1/15秒 1/60秒 1/250秒で撮り比べています。1/250秒がイメージに近い写り方です。
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【70-300㎜(195㎜) シャッタースピード:1/250秒 絞り:f/8 ISO400 露出補正:-1.0】
■水彩画のような写真表現
滔々とした流れに新緑が反射しています。そのまま撮ればよく見る渓流風景ですが、色合いや光の状態で水彩画のような温かみと流れの勢いを出したく撮っています。イメージ通りんp作品になっています。
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【55-300㎜(300㎜) シャッタースピード:1/500秒 絞り:f/13 ISO3200 露出補正:+1.0】
★C-PL(円偏光)フィルターの効果
C-PLフィルターは水面の反射を抑えてクリアーな色調の作品にしてくれます。反面、川底等が写り過
ぎて趣のない作品になります。この日は青空に白い雲が浮かんで綺麗な渓流風景でした。川岸に降りると
手前の水たまりに青空と雲が」写りこんで初夏の渓流が現れていました。上の作例はC-PLを使っています。青空や雲の写り込みが無く平凡です。下の作例はC-PLフィルター未使用です。青空と白い雲が」写り込んで初夏の渓流風景が表現されています。
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by hanakanji | 2014-06-09 14:04
いよいよ1ケ月後に迫ってきました。5月15日(木)から21日(水)までニコンサロンbis大阪
(大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンウエストオフィスタワー13階 ニコンプラザ大阪内
TEL:06-6348-9698
で柿本完二写真展「ふぉるむ」の作品はこんな作品です。写真展会場では40点を展示します。
今回はプレビューです。あなたは、どんな印象を受けますか?
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by hanakanji | 2014-04-18 22:21

♪咲いた 咲いた♪

今の関東地方はの桜は八重桜が見ごろ・写しころを迎えていますが、ソメイヨシノなどはすでに葉桜になっているところがあります。まさに、一夜のうちに咲いて、一夜のうちに散る姿は日本人の美意識の一つの「潔さ」を感じます。桜にお次は赤、黄、白のチューリップやポピーたちが「きれいに」写されるのを待っています。
■こんなにカラフルに咲きました
東京都立川市と昭島市にまたがる昭和記念公園のチューリップです。毎年4月中旬には数えきれないほどの赤や黄色、白のチューリップ達が咲ききそっています。一面のチューリップの中でムスカリの紫と形が変化を付けています。広角レンズで花壇まで近づいて俯瞰撮影しました。このような場面では全体にピントを合せる必要があります。また、全体が主役です。ピントは手前から1/3の所に合せています。各色のチューリップがバランスよく納めるのがコツです。
【D7000+12-24㎜(12㎜) f/22 ISO400 1/250ホワイトバランス:晴天 露出補正-.05  】
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■天高く
鉢植えのチューリップです。広角レンズを使って真下から撮っています。広角接写です。左上のチューリップに太陽を隠しています。逆光で赤い花弁と黄色いガク?が透明感を持って表現されたことで春の光が強調されましたし、太陽に向かって伸びて付く勢いも感じられますス。三角形構図にしたことで安定感も出ています。
【D300 17-35㎜(17㎜) f/11 ISO400 1/1000 ホワイトバランス:晴天】
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■水辺の旋律
同じ渓流広場での作品です。この日は天気も良く水面が輝いていました。水面を背景にチューリップを横一列に配置しました。まさに、童謡の「チューリップの歌」の世界が垣間見えます。春の雰囲気や楽しさを壊さないように多少ハーキー調(明るめ)で撮っています。また、300㎜の望遠レンズでf/5.6(開放絞り)にしたことで背景の水面と対岸が大きなボケになったことも主役のチューリップを浮かび上がらせてリズムも生まれています。淡い色彩にするためピクチャーコントロールはポートレートです。
【D7000 55-300㎜(300㎜) f/5.6 ISO400 1/1000 ホワイトバランス:晴天 露出補正:+0.5】
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■薫 風
初夏を思わせる汗ばむ陽気でしたが柳の若葉も風になびいて
薫風を感じさせていました。木の下には赤や黄色のチューリップたちが幼稚園児がかぶる帽子のようにも見えました。構図に決まりはありませんし主役は大きく入れるのが基本ですがきまりはありません。自由な発想が大切です。画面注中央部に柳の木を配しン緑一色の画面の中でチューリップが占める量は少ないですがコントラストがあって最も目立っていますから、この場合はチューリップが主役です。可愛さが強調されました。
【D7000 70-300㎜(300㎜) f/11 ISO800 1/250 ホワイトバランス:晴天 露出補正:-1.0】
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□カラフルなボケを生かす
統チューリップと同じころに咲きます。チューリップよりも細い茎に不釣り合いほどの大きな花を咲かせます。
桜、チューリップと同様に赤色、黄色、白色のポピー達も春を彩ります。望遠レンズでカメラアングルをオレンジ色のポピーに合せています。画面下には黄色いポピーをボケで入れています。春らしい軽やかな印象を表現するにはオーバー気味の露出が効果的です。また、少しの風でもブレてしまいます。速いシャッタースピードが効果を発揮します。
【D7000 55-300㎜(300㎜) f/5.6 ISO400 1/125 ホワイトバランス:晴天 露出補正:+0.5】
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□曇天は思い切った露出補正
曇天や雨の日の空はカメラにとっては強い逆光条件です。この日も曇天でグレーの空が一面を覆っていました。カメラにアングルファインダーを装着して地面の上に置いて、広角13㎜でポピー達の並びに注意しながら撮っています。モンシロチョウが飛んでいる姿をイメージしたために+3.0の思い切った露出補正をしています。空は完全に白飛びしていますがイメージ通りの作品になっています。白飛びよりもイメージ優先で撮りましょう
【D7000 12-24㎜(13㎜) f/16 ISO1600 1/250 ホワイトバランス:晴天 露出補正:+3.0】
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速報!
5月15日(木)から21日(水)までニコンサロンbis大阪
7月8日(火)から14日(月)までニオコンサロンbis新宿
で柿本完二個展「ふぉるむ」を開催します。植物たちの面白おかしい百面相です。
興味のある人は見に来てくださ~い!
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by hanakanji | 2014-04-07 21:56