散歩 de 写真を楽しもう


by hanakanji
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彼岸花の季節

ヒガンバナは曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれる多年草。毎年、ちょうど秋のお彼岸(秋分の日)頃に赤色の花を咲かせるので、印象に残る花です。彼岸花の茎には強い毒素があり、田んぼのあぜ道などに植えてモグラが田畑を荒らすことを防ぐために植えたという説とデンプンが多く食糧危機の時の食糧補給として植えられたとも言われています。秋の彼岸間近くになっても咲く気配が感じられなくても一夜にして赤いジュータンが敷かれたような景観を見せてくれ自然のすごさを感じます。この頃は田んぼも実りの頃を迎え、黄金色に色付いた稲穂の間に赤い彼岸花はコントラストも良く紅葉とは違った秋色がありコスモス、紅葉と同じように秋を代表する花です。広角レンズで秋の澄み切った青空を背景にした花のある風景や、望遠レンズで背景に大きなボケを生かして撮ることも楽しめます。また、マイクロレンズで流麗な印象のオシベやメシベをアップに撮るなどアイデア次第で様々な撮り方がある花です。
■補色を生かす
秋のお彼岸。田んぼでは稲穂が黄金色の穂を付けています。田んぼの畦や草むらの傾斜地には赤い色した彼岸花が咲き誇っています。赤と緑は補色の関係で両方の色が引き立ちます。この日は薄曇りで秋の柔らかな光りが注いでいました。広角レンズで彼岸花に出来るだけ近づいて撮っています。広角レンズの使い方のコツは、近づいて主題を大きく撮る!ことですそうすると画面に遠近感も出てきます。この場合は彼岸花まで約1mまで近づいています。バランスを整えるために左上に農具を配しています。
18-200㎜(18㎜)・f/16・1/60秒・露出補正-0.5・ISO400・ホワイトバランス:晴天
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■魚眼レンズで撮る
花の写真はマイクロレンズや望遠レンズだけではありません。魚眼レンズを使ってみました。魚眼レンズは写る範囲も広く、肉眼では見ることが出来ない風景を見ることが出来ます。広角レンズ同様に近づいています。彼岸花は左右対称ですので画面の中央部に配置しています。独特の形を強調するためと立体感、そして環境を写し込むために近づいて俯瞰撮影しています。近づいたことでf/8まで絞り込んでいますが背景が適度にボケたことで主題の存在感が強調されています。
10.5㎜ f/8・1/60秒・露出補正・-1.5・ISO800・ホワイトバランス:晴天
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■光を意識する
初秋の森と同じ場所です。70-300㎜の165㎜で開放絞りで撮っています。背景に木漏れ日が入るポジション、アングルを決めています。また、花先の流麗な曲線も生かすためにカメラアングルは彼岸花の高さに合わせています。初秋の光が強調されました。咲いている花だけなら不安定な構図になりますが左下に蕾(咲いている花と同じ距離ですからピントが合っています)右下側の蕾はボケていますがバランスの整った画面になっています。
70-300㎜(165㎜)・f/5・1/90秒・露出補正:+0.5・ISO400
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■足元を見る
彼岸花の大群生地などではなかなか見つけることはできませんが、茎と茎の間に背丈の低い小さな彼岸花が咲いていることがあります。この様なアングルでは背景に地面が入り込んで煩雑な印象を受けますし平凡な作品で終わってしまいます。背景は木漏れ日も落ちていて煩雑な場面です。f/3の浅い被写界深度で大きくぼかして煩雑さをなくしていますが花だけを撮れば平凡な作品になります。変化を付けるために両側に緑の茎を配しました。数の少ない彼岸花を撮る時にこの様な方法も良いかと思います。固定観念を持たず「遊び心」で撮りましょう。
マイクロ105㎜・f/3・1/500秒・露出補正:-0.5・ISO400
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■マイクロレンズで撮る
彼岸花は他の花たちでは持っていない独特のフォルムを持っています。天気の良い日でした。背景は日影になっていて彼岸花にトップライトがあたり、細いローソクが立っているように見えます。マイクロ105㎜で近づき放射状に伸びたシベの重なりが無く背景が同色になるポジション、そしてシベが重ならないように気を付けて撮っています。タテ位置で撮ったことで太陽に向かって伸びる雰囲気も表現されました。画面全体は彼岸花の朱色になると重い印象になります。右上に少し暗い影を入れたことで立体感とともに距離感も出ています。
マイクロ105㎜。f/5.6・1/250秒・露出補正:-1.0・ピント合わせ:マニュアル
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# by hanakanji | 2013-09-09 14:10

秋桜が咲きだした

コスモスはメキシコ原産の花ですが日本では開いた花弁の形が桜の花に似ていることから「秋桜」と書いて「コスモス」と呼ぶそうです。特に「さだまさし」作詞、作曲で山口百恵が歌った「秋桜」が大ヒットしてコスモスを「秋桜」と呼ぶことが定着したようです。花ことばは「少女の純真」や「真心」で可憐に咲く姿からはなるほどと思わせます。公園などではポピーの花と同じように赤や黄色、ピンクのコスモスが風になびく姿は秋の青いを背景に飛び交う蝶の姿にも見えます。近年はチョコレート色したその名もズバリ「チョコレートコスモス」もあります。一面のコスモスは花のある風景として撮ることが出来ますし、マイクロレンズでアップで撮れば形の可愛さが強調されます。
■秋に咲く
9月の公園では赤や白のコスモスたちが咲き乱れます。風景写真は咲いている環境や臨場感の表現も大切な要素です。主役はコスモスですから4/5程度配して、環境がわかるように画面上部にこの公園独得の木を配置しています。また、臨場感を表現するため50㎜の標準域を使っています。更に、コスモスの存在感を高めるためにカメラアングルを下げて背景の木までの空間を無くしています。花の撮影では①撮影距離②角度(アングル)③構図を意識しましょう。
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■かれん
多くのコスモスの中から形のいいものを選びました。105㎜側の望遠で近づいて撮ったことでf8まで絞り込んだにも関わらず、背景が形がわかる程度なボケとなって主役のコスモスを浮かび上がらせています。ピンク、緑のボケも綺麗ですが、画面を引き締めるため左上に木の影を配置したことでバランスの整った画面になっています。ピクチャーコントロールもポートレートにしたことで淡い色調になり水彩画のような雰囲気も漂っています。
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■雨あがり
雨の日の空は肉眼で見るよりも明るくそのまま撮れば白飛びが発生しやすい状況です。従って、雨の費や曇天の日の撮影ではアングルを意識して出来るだけ空を入れないようにします。雨上がり、二輪のコスモスの花弁がくっ付いて面白い造形がありました。マイクロレンズで近づいて、俯瞰気味で背景に緑や他のコスモスをボケで配置したことで白飛びも抑えられて雨あがりだから出来た造形が強調されました。
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■待つ「忍耐力」が必要です。
空に浮かぶ面白い形の雲とコスモスが魅力的です。私が立っている場所は背景に背の高い木々が植わっています。トップライトに近い太陽がコスモスに木の影を作ってコスモスが浮かび上がりません。風が吹くと木々の間からスポット光線をコスモスに当てたようになります。約30分、三脚に付けた状態で待機。中央部分のコスモスに光が当たりバランスの取れた作品になっています。約10秒間のドラマです。偏光フィルターで雲を際立たせています。
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■人工物を生かす
大山山麓の蒜山にある牛の放牧地です。片隅のコスモスが咲いていました。背景には大仙の雄姿が見えます。画面上下の黒い部分は牧場を一周りしている柵です。普段人工物を入れないようにして撮りますが、この場合ですと青いだけで間の抜けたような作品になりますが上下に柵を配したことで額縁効果はもちろんですがパノラマ効果も出て変化のある画面に仕上がっています。同じ人工物でもビルやノレン、看板などは避けるようにします。
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# by hanakanji | 2013-08-25 17:02

花火の「季節

梅雨明け宣言直後から35度を超す酷暑日です。日中は暑くてぐったりしますが、夜、川岸や海岸は涼しい風も吹き出します。夏の夜空を彩る「はなび」の出番です。隅田川花火大会、諏訪湖花火大会、大曲花火大会と全国各地で大小合わせて数えきれないほどの花火大会が催されます。最近の花火はカラフルで見ているだけでも楽しいですし撮影機材の進歩で比較的簡単」に撮れるようになりました。せっかくの一眼レフカメラです。有名な花火大会は見物人も多く撮りにくいですが地域の花火大会は見物人も少なく比較的ゆったりと撮影が楽しめます。撮り方によっては結果はどこの花火大会でも同じような写り方をします。一工夫していままでと違う花火の撮影を楽しみましょう。
必需品  :当日のプログラム・三脚・懐中電灯・折りたたみ椅子・虫よけスプレー・
撮影位置:花火が打ち上がる位置より風上より撮る
花火の基本露出はISO感度200 絞り値f/11~16 ホワイトバランスは「晴天」 シャッタースピードは約4秒で撮れます。
■ホワイトバランスでこんなに違う。
ホワイトバランスの設定で色調が大きく異なってきます。オートホワイトバランスはどのような光源の下でも白い物は白く写そうとする機能です。しかし花火は打ち上がって花火の色で色調が大きく違ってきます。従って、花火の撮影は「晴天」が最も見た目に近い色調で写ります。上がオート、下が晴天です。
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■消えるまで待つ
最近の花火はますますカラフルになってきましたし一度に多くの花火が打ち上がります。この花火も一度開いたあと消える寸前に新たな花火が開きました。黄色の地味な花火でしたが最後に開いた花火は船の出港時の紙テープのようにも見えました。途中であきらめず最後まで待つ忍耐が必要です。この様な花火はしっかりした三脚とシャッターを切るタイミングさえあれば比較的簡単に撮れます。
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■同じ素材でも料理は調味料の入れ方で味が変わります。花火も同じで基本通りの撮影では既製品的な作品にしかなりません。写真はアイデアの勝負です。露光中にカメラをゆっくりと下に動かしています。シャッターを切って、約1秒間はそのままで、残りの1秒間をカメラを下に動かします。デジタルカメラですから結果はその場でわかります。花火は大きさや打ち上がった高さで軌跡が違って写ります。結果を見てカメラを動かす速さを変えて撮り比べて自分のイメージに近い作品を選ぶようにします。
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# by hanakanji | 2013-07-16 17:38

ハスの季節

7月の声とともにハスが咲きだしました。大きな葉の影で赤やピンク、白のハスの花が咲き誇る姿は夏の朝の
風物詩とでも言えます。各地のハスの名所ではこの時期は観蓮会と銘打って、早朝開園するところもあります。カメラマンも開園と同時にハスが咲いているところに走っていきます。「ハスの花は早朝撮影!」が定着しているようですが、午前中はまだまだ多くの花が咲いています。午前9時を過ぎると早朝からきているカメラマンの大半が帰っていきます。ゆっくりと撮ることができます。デジタルカメラはホワイトバランスが変えられます。日中でも「電球モード」で撮れば青みの強い色調になり早朝のイメージになります。
しっかりしたピントは基本ですが、遊び心の必要です。デジタルカメラではホワイトバランスを変えるだけで印象が違ってきます。広角レンズで撮れば形の面白さが強調されます。デジタルカメラで遊びましょう!
ホワイトバランスを変えて撮り比べました。こんなに印象が違います。
①オート
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②晴天
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③電球
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④白色蛍光灯
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●白色蛍光灯で撮ってみました。撮影時刻は午前9時30分です。周りには3人ほどしかいません。好きな花をゆっくりと探すこともできますし、ポジションやアングルの変更も周りを気にすることはありません。花弁が紫かかったようになりガラス細工のような繊細さも表現されています。
D7000・70-200/2.8・f5.6・露出補正-1.0
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●形を強調してみました。花の写真は歪がなく綺麗な色調で写すのが基本ですが、写真には遊び心も大切です。DXfッシュアイ10.5㎜の魚眼レンズで思い切り近づいて撮りました。肉眼では見ることのできない迫力あふれるハスの花が鎮座しています。
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●多重露光で撮る。ガラス細工のようさ繊細さと透明感を表現するため多重露光(2回)でホワイトバランスは白色蛍灯で撮りました。多重露光で花弁の周囲に滲みを発生させたことで優しさが表現されていますし狙い目通りの作品に仕上がっています。背景が暗いためと透明感を強調するために思い切った露出補正をしています。撮影時間は午前9時30分です
D7000・70-200/2.8・f5.6・露出補正-1.0EV
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# by hanakanji | 2013-06-30 17:58

アジサイ撮影-2

花の写真は全体を撮って「図鑑的」な表現と、その花の形や色の一部を撮って「主観的」な表現方法があります。「図鑑的」な写真はズームレンズで十分楽しめますが、マイクロレンズでは形・色を中心に「主観的」な撮影を楽しみましょう。
◆マイクロレンズで散る
梅雨の晴れ間、一輪のガクアジサイが目に飛び込んできました。背景の葉には光が当たっています。しゃがんで見上げると一輪の花が緑のボケから浮かび上がっていした。上部の周囲が暗くなるポジション・アングルから撮ったことで額縁効果も出ています。
ニコンD7000・マイクロ60㎜ f5.6
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◆かわいさと爽やかさを撮る
梅雨の晴れ間」と同じイメージで撮っています。
花弁の先が浅い青色になっていて可愛さが目に付きました。背景は新緑です。可愛さと楽しさを強調するためアジサイが円をえがくようなポジション・アングルを探しています。楽しさの表現には玉ボケの存在も大切です。また、濁ったような色調では初夏の爽やかな表現は出来ません。+1.0の露出補正をすることで濁りのない爽やかさが強調されました。
ニコンD7000・マイクロ105㎜・f2.8・露出補正+1.0
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◆色あそび
雨あがりは被写体の宝庫の宝庫です。バラに付いた水滴も魅力的ですが、雨がにあうアジサイはひときわ魅力的に写ります。雨あがりのアジサイ園。蜘蛛の糸に水滴が絡んでいました。背景は紫色のアジサイと爽やかな色調の葉です。主題は左側の水滴です。最もクリアーに見えるポジション、アングルから撮っています。アジサ本体は写っていませんが雨あがりのアジサイを感じることが出来ます。
ニコンD7000・マイクロ105㎜・f5.6・露出補正-0.5
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◆水滴あそび
手品には「種」があります。花の写真も自分なりの工夫をして撮ることで楽しみがまします。雨の日です。透明のビニール傘をさしてアジサイ撮影に出かけました。花弁からこぼれ落ちんとする水滴も魅力的ですが、今まで多くの作品が発表されています。この作品も同じ水滴を扱っていますが今までにない新鮮さがあります。種を明かすと、小雨の日。ビニールの傘に水滴が付きます。適度な数になったら傘をアジサイの前に立てかけてピントは水滴に合わせて撮っています。「色あそび」と同じ水滴を扱っていますが、全く違った印象の作品になっています。暗めの背景を選んだこととマイナス1.0の露出補正が水滴をクリアーに浮かび上がらせていますし、小宇宙が表現されています。写真は固定観念を持たず柔らか頭も必要です。ビニール傘は透明な傘を選んでください
ニコンD7000・マイクロ60㎜・f8・露出補正-1.0
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◆影を撮る
梅雨の晴れ間。初夏の光がアジサイの葉上に影を落としています。雨上がりで葉の緑も瑞々しくこの時期ならではの光景です。このアジサイは山アジサイの一種で実物は色の地味系で見た目にはあまりきれい!と感じることは少ないようですが、形はホンアジサイやコデマリより造形美を持っています。葉上に落ちた影は造形美に溢れています。よく見ると左右対称になっています。左右対称の形を持っている被写体では画面中央部に配置する方が形の面白さそのものズバリが表現されます。この作品も左右均等になるようにポジション・アングルを決めて撮っています。
ニコンD7000・マイクロ105㎜・f8露出補正+0.5
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# by hanakanji | 2013-06-16 13:18