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散歩で写真を楽しもう


by hanakanji
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ばらも盛りが過ぎたよう

5月8日から31まで神代植物公園では「バラフェスタ」が開催中。バラも例外ではなく、満開の時期が早く8日はすでに満開を迎えていたようです。15日に行ったときには奇麗なバラを探すのに苦労しました。こんな時はマイクロレンズでイメージ優先で撮ります。マイクロレンズは近づいて撮るために多くのバラは必要ありません。早く咲きすぎたと言っても、探せば蕾の膨らんだものや今が盛りとも言えるバラもみつかります。
「雨上がり」
ばらも盛りが過ぎたよう_b0183370_10580313.jpg
マイクロレンズだから撮れた作品です。雨上がり、花芯に一粒の水滴がありました。渦巻状の花芯と対話している雰囲気を出すために対角線上に入るポジションを、そして水滴に背景の花弁の色が付くアングルを選択。雨上がりの造形美が表現されています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:マイクロ105㎜ ISO感度:オート(400) 露出モード:A(絞り優先) 絞り:f/4 シャッタースピード:1/6000秒 
露出補正:-0.5 ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート(輪郭強調+1.0 明瞭度+2 コントラスト+1.0 明るさ+1.0 色の濃さ:0にカスタム設定) アクティブDライティング:オート 画質モード:RAW(12bit)
「灯火」 
ばらも盛りが過ぎたよう_b0183370_10593924.jpg
形のよい一輪を発見。快晴で背後から光が当たっています。「バラの灯火」をイメージしました。マイクロレンズで思い切り近づいてピントは木漏れ日の部分に合わせるときつい印象になりため花芯に合わせていますし造形美も出すために絞りはf/8まで絞り込んでいます。木漏れ日はピントが外れて淡い灯火になっています。逆光ですが明暗差を付けるために-0.5の露出補正をしています。イメージ通り「バラの灯火」が表現されました。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:マイクロ105㎜ ISO感度:オート(400) 露出モード:A(絞り優先) 絞り:f/8 シャッタースピード:1/2000秒 
露出補正:-0.5 ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ニュートラル(輪郭強調+1.0 明瞭度+2 コントラスト+1.0 明るさ+1.0 色の濃さ:-1.0にカスタム設定) アクティブDライティング:オート 画質モード:RAW(12bit)
「トリミングでイメージ通りに仕上げる」
ばらも盛りが過ぎたよう_b0183370_10582831.jpg
一枝に2-3輪の花を付けるバラもあります。このバラは開いているバラと蕾が混在していました。主題は蕾です。背景に咲いたバラが来るようなポジションとアングルを選んで撮っています。また、蕾と花と造形美を強調するために、画面を真四角にトリミングしています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:AF-P70-300㎜(250㎜) ISO感度:オート(400) 露出モード:A(絞り優先) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/1500秒 
露出補正:-0.5 ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート(輪郭強調+1.0 明瞭度+2 コントラスト+1.0 明るさ+1.0 色の濃さ:0にカスタム設定) アクティブDライティング:オート 画質モード:RAW(12bit)
「正面がだめなら背後をいかす」
ばらも盛りが過ぎたよう_b0183370_10585035.jpg
正面は痛みが目立つ花でも背後に回ればまだまだ写欲をそそる被写体です。この作品も、正面を見ると変色した花弁もあり写真には向いていませんが、背後を見ると蕾、花弁、光と写欲をそそる被写体に変身。背景に緑が入るポジションとアングルから撮ったことで色のコントラルトとともに透明感も醸し出されています。250㎜開放の大きなボケも右上の花壇の白いレンガを大きくぼかして主題が浮かび上がっています。
「撮影データ」
カメラ:ニコンDf レンズ:AF-P70-300㎜(250㎜) ISO感度:オート(400) 露出モード:A(絞り優先) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/2500秒 
露出補正:-0.5 ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート(輪郭強調+1.0 明瞭度+3 コントラスト+1.0 明るさ+1.0 色の濃さ:0にカスタム設定) アクティブDライティング:オート 画質モード:RAW(12bit)
「カラフルな色を生かす」
ばらも盛りが過ぎたよう_b0183370_11002078.jpg
アップで撮る花の写真は背景のボケで印象が違ってきます。被写界深度は①レンズの焦点距離②設定絞り値③撮影距離の3要素で決まります。AF-P70-300㎜の最短撮影距離は約1.2mです。ピントを合わせた所と背景の距離が遠いほど大きなボケになります。マイクロレンズよりも大きなボケがあられます。一輪の蕾の背景にカラフルなバラをぼかして配置。超望遠の大きなボケが主題を浮かび上がらせていますし楽しさも醸し出されています。この作品の撮影条件は①300㎜の超望遠②f/5.6の開放絞り③蕾まで約1.2mです。
「撮影データ」
カメラ:ニコンD750 レンズ:AF-P70-300㎜(300㎜) ISO感度:オート(640) 露出モード:A(絞り優先) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/640秒 
露出補正:+0.3 ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート(パソコンで輪郭強調+1.0 明瞭度+2 コントラスト+1.0 明るさ+1.0 色の濃さ:0にレタッチ) アクティブDライティング:オート 画質モード:RAW(12bit)

*誤字・脱字・文脈の違いなどはご容赦ください

Commented by marukun1234 at 2018-05-19 06:31
おはようございます 大阪の祭り好きです バラも撮りようによっては こう撮れるんですね 勉強になりました
Commented by runkopretty at 2018-05-23 19:26
先生
いつも素敵なお写真ありがとうございます😊

なんだか色合いが以前にもまして
クリアになったような気がしますが
なにか設定にヒントがあるのかな?

私も薔薇🌹を撮りましたが
もう紫陽花へ シフトですね。

また紫陽花シーズンを前に
素敵なお写真お願いします❀.(*´◡`*)❀.
by hanakanji | 2018-05-18 11:45 | Comments(2)