紫陽花の季節がやってきた
2021年 05月 25日
今年もコロナの影響で植物園が臨時休園になった。今年はまだ撮影に出かけていないが家の近くの道路わきや児童公園などではちらほらと花を付けているアジサイも見かける。すでに見ごろ、写しころを迎えている場所もあるが、あと1週間もすれば多くの場所で写し頃を迎えるかもしれない。今年はまだ撮影に出かけていないので昨年撮った画像で説明する。 赤、紫、ピンクの西洋アジサイが満開。さほど広くはない場所だが、広がりを表現するために、カメラはライブビューにして頭上に持ち上げ俯瞰気味で撮影。奥行きが表現された。また、アジサイの色がバランスよく入る構図で撮影。広がりと奥行きが表現された。30㎝でも高さが変われば雰囲気が違ってくる。奥行きや広がりを出す場合は使ってみたい機能だ。
撮影場所は東京都府中市にある「郷土の森」の学習田んぼ。2020年6月の撮影。ブログにも紹介したが同じ日の撮影でも少し構図が違う。田植えが終わった田んぼ。田舎の雰囲気を狙った。手前に木漏れ日の下、満開のガクアジサイと西洋アジサイを斜めに配置。左上の農機具を収めている小屋らしきものを配置。背景と手前では明暗差が大きいためアクティブDライティングを「より強め」にして撮影。これではアジサイ部分が明るすぎたので-0.5の露出補正をした。背景の田んぼとアジサイの明暗差が整っているし木漏れ日の存在が初夏の暑さも物語っている。海岸線を入れて画面上に水平線を配置するのと同じでアジサイが画面を斜めに横切っている。背景に直線(水平線)が入っている。このような場面では直線が斜めになることが多くある。多少の傾きならレタッチで調整できるが大きすぎるとこうずが変わってしまうのでシャッターを切る前に傾きがないかチェックしたい。
郷土の森の竹林はそれほど広くないが周囲にはアジサイが植えられており日本庭園のような雰囲気を醸し出している。。そんなアジサイを背景に竹を配置したことで緑の中でアジサイの青が浮かび上がり清楚な印象の作品になった。また、16㎜(フルサイズでは24㎜)の広角側だがアイレベルのたかさんカメラを構えたことで極端な歪もなく臨場感も醸し出された。 一茎から3本に枝分かれしてその先に花を咲かせている。周りの環境も入れるために焦点距離を変えながらベストの範囲を選択。70-200㎜f/4の100㎜だった。主題のアジサイを中央部に配置、ここまでの撮影距離は約3mほど。絞りも一段絞ってf/5.6で撮影。背景の白壁や青紅葉も形が分かる程度のボケになって境内に咲く印象も醸し出された。ピクチャーコントロールもポートレートにしたことで淡く優しい色調の作品になった。DXカメラで100㎜だからフルサイズでは150㎜相当になる。 山中の暗い中で木漏れ日を受けて一輪のヤマアジサイが浮かんでいた。下の葉に落ちた光もよいアクセントになっているが明暗差の大きな場面。アクティブDライティングをオートにして-0.5の露出補正で撮影。主題の木漏れ日を受けている白いアジサイが白飛びを起こすことなく表現された。このように明暗差の大きな被写体を撮影する場合は段階露光も適正露出を得る有効な手段。
「俯瞰気味で広がりと奥行きを出す」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:16-80㎜(19㎜) f/8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:オート(900) 露出補正:-0.7
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:スタンダード
「初夏」
カメラ:ニコンD780 レンズ:24-120㎜(24㎜) f/16 シャッタースピード:1/90秒 ISO感度:オート(900) 露出補正:-0.5
ホワイトバランス:自然光オート ピクチャーコントロール:ポートレート
「竹林に咲く」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:16-80㎜(16㎜) f/11 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:オート(1600) 露出補正:-1.0
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:スタンダード
「周りの環境も写し込む」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:70-200㎜f/4(100㎜) f/5.6 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:オート(3200) 露出補正:0.0
ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
「木漏れ日を受けて」
カメラ:ニコンD7500 レンズ:70-200㎜f/4(200㎜) f/5.6 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:オート(3200)
露出補正:-0.5 ホワイトバランス:晴天 ピクチャーコントロール:ポートレート
*誤字・脱字・文脈の違いはご容赦ください。
by hanakanji
| 2021-05-25 21:25
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