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散歩で写真を楽しもう


by hanakanji
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♪咲いた 咲いた♪

今の関東地方はの桜は八重桜が見ごろ・写しころを迎えていますが、ソメイヨシノなどはすでに葉桜になっているところがあります。まさに、一夜のうちに咲いて、一夜のうちに散る姿は日本人の美意識の一つの「潔さ」を感じます。桜にお次は赤、黄、白のチューリップやポピーたちが「きれいに」写されるのを待っています。
■こんなにカラフルに咲きました
東京都立川市と昭島市にまたがる昭和記念公園のチューリップです。毎年4月中旬には数えきれないほどの赤や黄色、白のチューリップ達が咲ききそっています。一面のチューリップの中でムスカリの紫と形が変化を付けています。広角レンズで花壇まで近づいて俯瞰撮影しました。このような場面では全体にピントを合せる必要があります。また、全体が主役です。ピントは手前から1/3の所に合せています。各色のチューリップがバランスよく納めるのがコツです。
【D7000+12-24㎜(12㎜) f/22 ISO400 1/250ホワイトバランス:晴天 露出補正-.05  】
♪咲いた 咲いた♪_b0183370_21393052.jpg

■天高く
鉢植えのチューリップです。広角レンズを使って真下から撮っています。広角接写です。左上のチューリップに太陽を隠しています。逆光で赤い花弁と黄色いガク?が透明感を持って表現されたことで春の光が強調されましたし、太陽に向かって伸びて付く勢いも感じられますス。三角形構図にしたことで安定感も出ています。
【D300 17-35㎜(17㎜) f/11 ISO400 1/1000 ホワイトバランス:晴天】
♪咲いた 咲いた♪_b0183370_21432192.jpg

■水辺の旋律
同じ渓流広場での作品です。この日は天気も良く水面が輝いていました。水面を背景にチューリップを横一列に配置しました。まさに、童謡の「チューリップの歌」の世界が垣間見えます。春の雰囲気や楽しさを壊さないように多少ハーキー調(明るめ)で撮っています。また、300㎜の望遠レンズでf/5.6(開放絞り)にしたことで背景の水面と対岸が大きなボケになったことも主役のチューリップを浮かび上がらせてリズムも生まれています。淡い色彩にするためピクチャーコントロールはポートレートです。
【D7000 55-300㎜(300㎜) f/5.6 ISO400 1/1000 ホワイトバランス:晴天 露出補正:+0.5】
♪咲いた 咲いた♪_b0183370_21454316.jpg

■薫 風
初夏を思わせる汗ばむ陽気でしたが柳の若葉も風になびいて
薫風を感じさせていました。木の下には赤や黄色のチューリップたちが幼稚園児がかぶる帽子のようにも見えました。構図に決まりはありませんし主役は大きく入れるのが基本ですがきまりはありません。自由な発想が大切です。画面注中央部に柳の木を配しン緑一色の画面の中でチューリップが占める量は少ないですがコントラストがあって最も目立っていますから、この場合はチューリップが主役です。可愛さが強調されました。
【D7000 70-300㎜(300㎜) f/11 ISO800 1/250 ホワイトバランス:晴天 露出補正:-1.0】
♪咲いた 咲いた♪_b0183370_21474630.jpg

□カラフルなボケを生かす
統チューリップと同じころに咲きます。チューリップよりも細い茎に不釣り合いほどの大きな花を咲かせます。
桜、チューリップと同様に赤色、黄色、白色のポピー達も春を彩ります。望遠レンズでカメラアングルをオレンジ色のポピーに合せています。画面下には黄色いポピーをボケで入れています。春らしい軽やかな印象を表現するにはオーバー気味の露出が効果的です。また、少しの風でもブレてしまいます。速いシャッタースピードが効果を発揮します。
【D7000 55-300㎜(300㎜) f/5.6 ISO400 1/125 ホワイトバランス:晴天 露出補正:+0.5】
♪咲いた 咲いた♪_b0183370_2149365.jpg

□曇天は思い切った露出補正
曇天や雨の日の空はカメラにとっては強い逆光条件です。この日も曇天でグレーの空が一面を覆っていました。カメラにアングルファインダーを装着して地面の上に置いて、広角13㎜でポピー達の並びに注意しながら撮っています。モンシロチョウが飛んでいる姿をイメージしたために+3.0の思い切った露出補正をしています。空は完全に白飛びしていますがイメージ通りの作品になっています。白飛びよりもイメージ優先で撮りましょう
【D7000 12-24㎜(13㎜) f/16 ISO1600 1/250 ホワイトバランス:晴天 露出補正:+3.0】
♪咲いた 咲いた♪_b0183370_21511435.jpg


速報!
5月15日(木)から21日(水)までニコンサロンbis大阪
7月8日(火)から14日(月)までニオコンサロンbis新宿
で柿本完二個展「ふぉるむ」を開催します。植物たちの面白おかしい百面相です。
興味のある人は見に来てくださ~い!
# by hanakanji | 2014-04-07 21:56 | Comments(0)

♪さくら さくら♪

まだまだ寒い日が続いていますが、3月も下旬になると「枝垂れ桜」が咲いてソメイヨシノ、山桜そして最後に八重桜とひと月近く桜の花を楽しむことが出来ます。桜の作品は今までに数えきれないほど発表されていますし、有名な桜の名木や一本桜などは撮るポジション、アングルが決まっていてそこに行けばおおよその作品が撮れます。桜の撮影は定番だ!と言う人もいますが同じ木でも撮影年や時間が違うと違った印象になりますし、同じ作品は二度と撮れません。定番ほど撮影が難しいものです。近くの公園や植物園に咲いている名もない桜でも光の扱い方やレンズの使い方で新鮮な印象の作品になります。桜はパット咲いてパット消える潔さが日本人の気持ちに合っているかも知れません。散る前に今年の桜達を撮りましょう。
■桜には城が似合います
満開の桜に城。まさに日本の春が写し出されています。大阪城でこの場所から広角レンズで撮れば同じような作品が撮れます。ただ、違いは空に浮かんだ雲の形です。一回目は空に雲が無く間が抜けた作品でした。二日目は雲は出たものの形が悪くバランスが整いませんでした。三日目にやっと形の良い雲に出会いました。広角17㎜で桜まで近づいて撮ったことで桜は大きくボリュームも感じますし天守閣は小さくなったことで遠近感も生まれています。この様な場面では桜が主役ですから脇役の天守閣を小さく扱うのがコツです。タテ位置構図も鑑賞者の視線を桜から天守閣、そして空の雲へと導いて高さも表現されています。
【カメラ:ニコンD7000 レンズ:VR24-120㎜(28㎜) 絞り:f/16 露出補正:+0.5】
♪さくら さくら♪_b0183370_22493315.jpg

■春の植物園は桜の花の見本市
枝垂れ桜です。形から見ると有名な名木のようにも見えます?が、撮影地は東京・調布市にある神代植物公園の枝垂れ桜です。正面から順光で見ると平凡な印象ですが、木の下に入って幹に寄りかかって上を見ています。逆光です。手前の枝は当然シルエットになりますから形の面白さがポイントになります。ゴツゴツとしながらも流麗な印象を醸し出しています。17㎜の広角レンズでシルエットになった枝がバランスよく画面に収まるようにポジション、アングルを決めて撮っています。画面下部に枝垂れ を配して豪華な雰囲気も表現しています。
【カメラ:ニコンD700 レンズ:AF-S17-35㎜(17㎜) 絞り:f/11 シャッタースピード:1/125 露出補正:+0.5】
♪さくら さくら♪_b0183370_2253352.jpg

■水辺の春
植新宿御苑の桜です。池畔に植えられた桜。春の光を浴びて輝いています。微風が水面にさざ波を起こしていました。きらきらと輝いて春の光も感じられます。
デジタルカメラはISO感度を変えられます。この作品はシャッタースピードが1/1000秒になるようにISO感度を1600に上げて撮っています。水面が星のような輝きになって、春の光が強調されていますし水の温もりも感じられる作品になっています。水面の太陽の輝きも入れて撮る場合は1/1000秒以上が効果的です。デジタルカメラだから出来た表現です。
【ニコンD7000 ホワイトバランス:晴天 レンズ:VR18-200㎜(170㎜) 絞り:f/16 シャッタースピード:1/1000 露出補正:-0.5】
♪さくら さくら♪_b0183370_22573185.jpg

■額縁効果を生かす
新宿御苑の日本庭園に近い方の中の池の橋のたもとです。樹齢数百年と思えるソメイヨシノの古木があります。保護されているのか近寄れないように木の柵でガードされています。その柵を利用しました。柵の前に座り込んで画面の上下に柵が入り、下側が明るくなるポジション・アングルを決めています。この桜の枝は右側の方が大きいために幹を左側に配置しています。20㎜の広角レンズで柵に対して斜めから撮った
ことで額縁効果が出て一服の絵を見ているようです。
【ニコンD700 ホワイトバランス:晴天 レンズ:20㎜ 絞り:f/16 シャッタースピード:1/750゙】
♪さくら さくら♪_b0183370_2304755.jpg

■小さな春
この桜の撮り方も定番です。太い幹から桜の子供が顔を出しています。手前は日影で背景は日向です。逆光ですから画面上下に配した枝はシルエットになります。この作品も上下の枝がシルエットになって主役の桜を浮かび上がらせています。開放絞り値ですが背景の桜の存在が分かる程度のボケになったこととピンク、緑、そして空の青が入ったためにカラフルな色味になって可愛さとウキウキするような楽しさも表現されています。
【ニコンD7000 ホワイトバランス:晴天 レンズ:VR16-85㎜(85㎜) 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/1500】
♪さくら さくら♪_b0183370_2361363.jpg

■心ウキウキ
ソメイヨシノは淡いピンク色で派手さはなく落ち着いた色調が日本人の美意識に合っていうようです。八重桜は色も派手気味でカラットしていてソメイヨシノのようなしっとり感はありませんがカラフルな色調が気持ちまでウキウキさえます。八重桜は固まって花を付けています。逆光で一つの塊を+1.0の露出補正で撮ったことで、濁りのない色調とともに透明感も醸し出しています。右上の三枚の葉もバランスを整えています。絞りもf/5.6まで絞ったことで背景に咲いている様子も写って臨場感も出ています。花の写真は光の状態を最も意識しながら撮るようにしてください。
【ニコンD7000 ホワイトバランス:晴天 レンズ:VRマイクロ105㎜ 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/500 露出補正:+1.0】
♪さくら さくら♪_b0183370_2381335.jpg

# by hanakanji | 2014-03-08 23:08 | Comments(0)

寒い日はちょっと一息

冷たい北風が吹きすさむ冬は公園や植物園でもカラフルな花木たちの姿見られません。
寒い冬でも植物園の温室の中は外の寒さが嘘のようにカラフルな花たちが咲き競いまさに「花のワンダーランド」です。こんな時こそ、マイクロレンズやちょっとした工夫で花の撮影を楽しみましょう。一本の花や造花があれば家の中でも楽しめます。
■□仮面舞踏会
カトレアの花です。近づいて見ると様々なイメージが湧いてきます。花芯部分に意識を集中させると空を飛んでいるかのように見えますし、花弁と花弁に集中すると目のようにも目えてきます。この場合は仮面舞踏会でかぶる面をイメージしました。目(?)部分が白ですとインパクトに欠けます。ポジションとアングルの調整で赤い花が入るように撮りました。イメージ通り「仮面」が写し出されていますし、赤い目がインパクトを与えています。マイクロレンズだから撮れた作品です。
【ニコンD7100+マイクロ60㎜ f/11 露出補正-0.5】
寒い日はちょっと一息_b0183370_10101993.jpg

■□机上が撮影スタジオ
冬は寒いですし、雨や雪が降っていれば出かける気持ちもなえてしまいます。そんな時、マイクロレンズがあれば、机上が撮影スタジオに変わります。左の写真はパソコンデスクです。天井はLED照明です。デジタルカメラはホワイトバランスを変えることで被写体本来の色調で撮ることが出来ます。このスタジオでは「オート1」が見た目に近い色調に写りました。LEDや電球などミックス光では「プリセット」でホワイトバランスをとることで見た目に近い色調に写ります。水滴遊びのセットです。下の写真は撮影しているところです。CDケースの両方に霧吹きで水滴を付けています。その後に造花の花を置いています。背景を黒くしたい時は黒いポーチを置くだけで十分ですし白くしたい時は白い紙を置きます。カメラは三脚にセットします。背景の花の中心にカメラが来るように高さを合せます。またCDケースとカメラが並行になるようにすることで画面全体にピントが合います。背景の花を大きくぼかす時は花を後ろに下げます。①の作例はCDケースから約10㎝後ろ。
寒い日はちょっと一息_b0183370_108122.jpg

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■□机上は満月・・?
マイクロレンズは他のレンズに比べ、イメージサークルが大きいレンズです。目で見て眩しくないと時の太陽もそうですし、机上では懐中電灯を使っても夕日を背景にしたススキの作品が撮れます。セットは空き瓶にススキを刺しています。左側に懐中電灯(LEDだは無くて電球タイプ)を置いています。直接ですと電球の反射板の丸い形が写りボーナツのような形になりますので、懐中電灯の前に乳白色のクリアーファイルを置いて減光しています。撮影手順は、①絞りは開放(絞り込むと電灯丸くならずに角型になります)②ピント合わせはマニュアルでカメラの位置を決めたら、レンズの距離リングを近距離側に回します。そうすると電球の丸が大きくなってきます。自分の好みの大きさにします。③ススキの穂がハッキリするように瓶を前後させます。ホワイトバランスは「晴天」にして写します。
寒い日はちょっと一息_b0183370_1012353.jpg

寒い日はちょっと一息_b0183370_1014966.jpg

【ニコンD7100+マイクロ105㎜ f/2.8(ファイッダー内表示はf/4.5 +1.0の露出補正】
■画像編集(フィルター効果)を楽しむ
デジタルカメラはフィルムカメラでは出来なかったことが簡単に出来るようになっています。画像のトリミングや画質モードをRAWで撮っておくと、カメラ内部でホワイトバランスやピクチャーコントロール、そしてモノクロ画像への変換などが出来ます。メニュー画面の中には「画像編集」機能があり、2回の多重露光と同じ効果が得られる「画像合成」やフィルター効果の中には「ソフト」や「クロススクリーン」などがあって、撮った後の画像で変換出来ます。変換した画像は「別名」で保存されますから元画像はそのまま残ります。左上は撮ったままの画像(元画像)です。下はフィルター効果でソフトを選んでいます。優しい印象の作品になっています。
ソフト効果には、「弱」「標準」「強」から選べます。被写体の色調に応じて使い分けします。
寒い日はちょっと一息_b0183370_1016465.jpg

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# by hanakanji | 2014-01-11 10:40 | Comments(0)
12月も半ばになり、各地ではイルミネーションの輝きが目立ってきました。最近のイルミネーションははカラーLEDが多く使われて、鮮やかになって来ています。。アルバムや記録としては奇麗なものは奇麗に撮ることが基本ですが、作品として見たならただ奇麗い写っているだけで平凡な作品でしかありません。露光中にカメラを動かしたりズーミングすることで肉眼ではみることのできないイルミネーションの作品が撮れます。写真を撮るには決まりはありません。遊び心が最も大切です。
■同じ被写体でもこれだけ違う
露光間ズームでと撮りく選べました。単なるイルミネーションが写真でしか表現できない世界を写しだしています。レンズは16-85㎜です。絞り優先オートで、ISO感度を100に絞り値はf/22まで絞り込んだことでシャッタースピードは約6秒になりました。【①】はそのままの露光。【②】は焦点距離は広角側でシャッターを切ってから露光中に望遠側へズームアップしています。
 ①
変わり種イルミネーションの撮り方_b0183370_1724515.jpg

 ②
変わり種イルミネーションの撮り方_b0183370_17244268.jpg

■今度はカメラを回してみました
三脚を使って「います。シャッタースピードや絞り値は上の作例と同じですが。今度は、露光中にカメラを回転させてみました。ソリに乗ったサンタクルロースが空からプレゼントを持っておりてくるような楽しさが表現できました。
変わり種イルミネーションの撮り方_b0183370_17284123.jpg

【D7000 DX16-85㎜ ISO100  f/22 約6秒 三脚使用】
■今度はカメラをS字状に回してみました
シャッタースピードや絞り値は同じですが、今度は手持ちに挑戦してみました。シャッターを切って約2秒間はじっとしています。残りの4秒の間にカメラをSを描くように回しています。長時間露光でもカメラを動かしているとブレはそれほど目立ちません。同じ撮影条件でもこれだけ違います。
変わり種イルミネーションの撮り方_b0183370_17341573.jpg

【D7000 DX16-85㎜ ISO100  f/22 約6秒 手持ち】
■クリスマス
イルミネーション撮影では最もポピユラーです。300㎜クラスの望遠ズームが効果的です。大きな前ボケを生かしました。街頭までは約2m。枝に施されたLEDはレンズの直前にあります。とうぜんピントが合わないとpボケます。電球などはボケ量によって大きさが違ってきます。これは70-300㎜の300右側で開放絞りで撮ったことで手前の電球が大きな丸ボケになって雰囲気を盛り上げています。
変わり種イルミネーションの撮り方_b0183370_17423686.jpg

【D7000 70-300㎜ ISO800  f/5.6 1/250秒 手持ち】
# by hanakanji | 2013-12-15 17:43 | Comments(0)

晩秋の紅葉

山肌を赤やオレンジ、黄色などの木々たち彩りで華やかな状態も11月下旬ともなると、風が吹くたびに一葉、二葉と小枝から離れて行きます。最後まで頑張っている姿は健気なですし離れた葉達は水面や地面で最後の輝きを見せてくれます。このような景観は山の上などでは見ることができず、平地ならではの景観です。足元を見直して最後の木々たちの彩りを狙ってみましょう。紅葉まっさかりの時とは違う風情のある紅葉風景が撮れます。
■一葉
横浜三渓慶の晩秋風景です。ほとんどの葉は落ちていましたが、この一葉だけが残っていました。紅葉盛りの頃は艶やかな姿を見せていたのでしょうが風雨のためか虫に食べられたのか、葉の一部が欠けている姿からは季節の移ろいを感じます。ひと雨か北風が吹くと枝から離れて旅立っていくことでしょ。最後の彩りを逆光で透明感を出して撮っています。背景をカーブル調のボケにした主役を引き立てています。ズームレンズが威力を発揮する場面です。
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【ニコンD7000 70-300㎜(175㎜) f/5.6 1/180秒 SO400】
■散っても艶やか
晩秋の社寺。ひと雨ごとに落葉が増えて行きます。
雨あがりの京都・常寂光寺の片隅に葺き替え用の瓦が置かれていました。雨にぬれて瓦が鈍色を放っています。周囲には雨で落ちた紅葉の葉がジュータン模様を描いています。京都らしい、しっとりした風情が醸し出されています。背景の竹囲いも雰囲気を盛り上げています。前には近寄れません。ズームレンズが威力を発揮した場面です。
晩秋の紅葉_b0183370_22183988.jpg

【D7000 18-200㎜(31㎜) f/11 1/125秒 -0.5EV ISO800】
■遊び心
写真を撮るのに決まりはありません。遊び心が大切です。雨の日は晴天のひとは違った紅葉の作品が撮れます。朝か冷たい雨が降っていました。北鎌倉の円覚寺です。山門の頭上に紅葉がありました。ビニールの傘が紅葉に当たり、落葉がビニール傘に張り付いていました。雨で遊ぼう!と思い、傘に付いた落葉を並べ替えました。雨の雰囲気を出すために傘の骨をあえて入れています。また、背景には境内にある植物を入れて雰囲気を高めています。
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【D7000 18-200㎜(34㎜) f/8 1/60秒 ISO800 】
■遊 泳
境内に街灯がありました。上にはクモの糸が張られています。そのクモの糸に一枚の紅葉が付いていました。背景は日影です。マイナス1.0の露出補正をすることで背景が暗くなって主題の紅葉の葉が浮かび上がっています。街灯の表面は空や木々たちが写り込んで人口衛星が地球を回遊しているようです。写真はアイデア次第です。遊び心を持って見れば自然とアイデアが湧いてきます。
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【D7000 18-200㎜(200㎜) f/5.6 1/60秒 -1.0EV ISO400 】
■こんな写真も撮ってますよ!
晩秋の紅葉_b0183370_22252327.jpg

【D300S 16-85㎜(16㎜) f/11 1/60秒 -1.0EV ISO400 】
晩秋の紅葉_b0183370_2229121.jpg

【D7000 12-24㎜(18㎜) f/11 1/60秒 +0.5EV ISO400 】
# by hanakanji | 2013-11-24 22:31 | Comments(0)